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上高地から松本に出た後、飯田線で南下した。学生時代の先輩が南箕輪村に住んでいて、そこを訪ねてみる事にしたのだ。

 

先輩曰く、南箕輪村はここ数年ほど長野県内で最も人口増加率が高い自治体だと言う。飯田線沿線と聞いただけで過疎のimageに囚われていたが、中央線の茅野からも高遠経由で道路が伸びているため近い。どうやら飯田市(下伊那地方はここから更に11.5時間も遠い)のimageとは別物らしい。広い農地が広がっていて移住者を受け入れる余地もあるらしいのだ。

 

GW前半にメールをやりとりした事もあって、ちょうど上高地・蝶ケ岳に出掛ける所だったので帰り道で立ち寄った。南箕輪村は伊那市の北隣りで、伊那谷の緩やかな傾斜地に広々とした土地だった。伊那谷って言葉からもっと狭い山間の谷地を想像していたが、緩やかな傾斜地に広い平らな土地が広がっているのは意外だった。

 

ただ、残念な事にこの景色を上手く伝えられるような写真が撮れていなかった。

 

その東側の正面に仙丈ケ岳(標高3033m)など南アルプスの山々が大きく見えた。自分が登ったヤマは親しみを感じる。仙丈ケ岳は標高2000mの北沢峠から丁度1000m登るのでハードだったけど、仙丈カールと稜線が美しい所。

 

伊那谷から南西の方向を振り返ると、中央アルプスの山々が聳えていた。木曽駒ケ岳は奥に隠れていたみたいだけど、立派な山塊で、山頂部はまだ雪に覆われていた。

<<仙丈ケ岳>>

 

 

諏訪湖から流れ出た天竜川は遠州灘(静岡県西部)に流れていき太平洋に注いでいる。国道152号線は浜松付近も南北に走っているけど、この辺りにもR152の標識が出ていた。まあ茅野辺りでもR152の標識を見かけたのでその途中に当たるのだろう。

<国道152

 

駒ヶ根名物のソースかつ丼は食べた事あるけど、羊肉を使ったローメンも名物らしい。

<ローメンのPOP

 

先輩とはおそらく1520年振りの再会だったと思う。全然変わらない。ご両親が農業をされていたとの事で広い家だった。そこに2泊させてもらい夜はあれこれ話しながら夜遅くまで呑んだ。

 

【2022.11追記】今月NHK「ブラタモリ」で安曇野を取り上げていた。信州には4つの平地があるとか。北から順に善光寺平、佐久平、松本平(安曇野もココ)、伊那平。

 

私が伊那平で開放感があると感じたのはやっぱり正しかったのだ。他と比べて、天龍川に向けて東西からゆるい傾斜があるのが特徴的。とにかくここは空が広く感じられるエリアでオススメだ。しかも南アルプスと中央アルプスの雄大な山塊に包まれている。