日程:3/1夜~3/3夜
装備:アイゼン、ストック
時間:10:55~13:50
冬の志賀高原はこれで5回目。このエリアは一通り登ったな、と思ったのだが、横手山頂ヒュッテに泊まるなら折角なので硯川から登ってみたいと思ったのだ。夏には直登ではなく、渋池と四十八池までゆったり歩いてそこから登山道を登って行ったので、雪山でもそのルートをchoice。
実は、最初からちょっと不安もあった。なんと明確に残っているトレースがスノーシューもアイゼンも全く無いのだ。なので、硯川から渋池に出るのも道迷いしてひょうたん池に入る道に行きそうになった。素直に進んだ筈なのにどう見ても下り坂に入って怪しかったのだ。直ぐに戻って渋池へ着いた。
<渋池から横手山を望む>
でもそこから先は、地図が読めない登山者にとってトレースなしで進むには限界があった。志賀高原の雪は本当にサラサラのPowder snowで気持ちいい。きっと昨日は誰か歩いているのだろうが、夜に吹いた風でサラサラの雪がトレースをほぼ覆ってしまっていたのだ。しかもちょっと脇にそれて足を置くと膝下までズボッと嵌りそうになる。この時期は未だ踏み抜く危険はないものの、穴が空いているスパッツと登山靴なのであまり負担は掛けられない。
<この曖昧なトレースをトラバースしていく>
収穫もあった。雪山でもっともpopularなトレースだけど、歩き始めて直ぐにウサギの足跡を発見した。他にカモシカか狐なのかスマートに歩いている動物の足跡もあった。小さい足跡が4つこじんまりと固まっているのもあった。初めて見たが小動物なのか、でもそれにしては間隔が空いているので跳べるのか。
<トレース3種>
渋池から50分くらい進んだがどうにも無理だと判断。已む無く登頂は諦めて撤収した。硯川に戻ってきて、リフトを乗り継いでラクに山頂へ向かう。リフトから絶景を愉しめる!
<濃青と白銀の世界>
※追記: 志賀高原の硯川は標高1700mで、本日はそこから四十八池の手前まで登ったのでおそらく1900m弱だったと思う。その辺りは雪は積もっていても樹木は緑色のまま。でもリフトの途中から樹木が雪を被っている。