決まっていたのはZurichチューリッヒ往復の航空券だけ。Grindelwaldグリンデルバルト(標高900~1000m)などの山岳地帯に行こうって事だけ漠然と計画していたのだが、キャセイの機内でも大まかなルートしか決めないままにスイスへ入国した。まあホテル予約はしていないし、スマホは日本に置いてきたし、いつも通りの出たとこ勝負だ。
短い旅だと、先ずは最も行きたい街に最初に行ってしまうのが良い。今回で言えば山歩きのグリンデルバルトGrindelwaldだ。その街が自分に合っていればゆっくりするし、でなければ次の街に移るだけ。このpatternで最も成功したのは、今はもう内戦状態で入国できないイエメン(※)だった。
※入国して直ぐにセイユーンに飛んで、白砂漠が広がるソコトラ島にも上陸した。いずれ詳しく書いておきたい国だ
旅が終わってみると、結果としてこんなルートになった。首都ベルンに途中下車して、後は山岳地帯に6泊、湖畔の街BrienzとZurichに1泊ずつ。初日から山岳地帯に入れたのは幸いだった。
Zurich → 首都Bern → Interlakenから山岳地帯へ → Brienz(湖畔) → Zurich
<日本のショウジョウバカマと似ているが、もうひと回り大きな花>
標高1000mのGrindelwaldに着いた時には18:00を回っていたんじゃないか。翌週にイベント(アイガー・トレイル)開催を控えていた為、ホテルを3~4件尋ねてみても満室。ようやくドミトリーを確保して夕食に出掛けられたのは20:00頃だった。でもヨーロッパの夏はまだ幾分か明るかった。夕食でラクレットを注文した。ポテト、ペコロス、スイートコーン等を乗せたチーズ焼きだ。Potatoの食感よりもチーズの塩気が勝っている。美味しいけど日本人の口にはやや濃厚過ぎるかも知れない。
<ラクレット>
ドミトリーは6ベッドあり。中国人男性2名、韓国人女性2名、カナダで経済学を学んでいるパキスタン人学生で全床埋まっていた。翌日、駅前のバス停でパキスタン人の彼と出会って坂道を20分くらい話しながら宿に戻った。卒業したら引き続きカナダで3年間働く予定だとか。それと、何故か妙な話でも盛り上がった。