早朝の散歩: 6:55~8:35
Pilatus Kulmに泊まった翌朝、まずは朝食前の散歩に出掛ける。目指す峰は2つ。
まずは泊まっていた部屋の窓からすぐ傍に見上げる存在である岩山だ。ESEL(標高2118m)までひと登りしてみる。まだ風が涼しくて心地よい。メンヒ、アイガー、ユングフラウを同定できた。その左手にマッターホルン。つい先日歩いたリギも見える。
<岩肌を抉ったトレイルを進む、ピラタスの花々①(2)>
次にTOMLISHORN(標高2132m)まで歩いてみる。Pilatus山頂部の位置関係は以下ブログの「Pilatus Kulm案内図」参照。
※参考ブログ
最初はフラットなトレイルだったので軽く見ていたが思いのほか時間が掛かった。途中には岩を抉ったような箇所出てきた。登山電車と同じ斜面側であり、アルプスの峰々も横一線に眺められるのがなんともゼイタク。もし途中駅で下車してそこから歩いて来れば、あの雪渓を踏めたかも知れない。珍しい高山植物も咲いている。
<遠くの峰々(3)>
最後にキュッと登り切ると、TOMLISHORN山頂に立つ。ここに来てようやくピラタスの裏斜面がスコンと切れ落ちているのが分かった。
<僅かに雪渓も残っている、ピラタスの花々②(2)>
<ビリビリに裂けている岩肌、あれがマッターホルンか>
山頂で記念撮影して早々に戻る。昨日気配をみせてくれた動物2頭に再会できないかと願えど、そうはいかない。帰路は昨夕のルートを逆に辿ってくることにした。終盤は窓を穿ったあたりのトンネル部を通過してくるのだ。
<トンネルに窓が2つ開いている、朝食>
朝食はまあまあ。この旅のブッフェでは最もおかずが充実していた。
<岩壁にへばりついて登ってくる登山電車(2)>