自分のMTBついでに子供達のチャリも洗車してあげるんですが、ん?長男のメサのペダルの回転が渋い…。

 

イベント前でもあったのでちょっと整備しておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

ペダルを外してバイスに固定たほうがやり易いです。ネジ部を咥えてはダメですよ、ペダルレンチのかかり面を咥えました。

 

キャップは抉ったら外れました。

 

 

 

キャップ、固定ボルト、共回り防止のワッシャを外します。固定ボルトの緩め方向に迷いましたが普通に左右のペダルとも右ネジでした。

 

 

 

カップアンドコーンベアリング。カップは15mm、奥まった箇所なので細径のディープソケットが適切でしょうが玉あたり程度の固定力なのでラジオペンチで回しました。 組み立ての際の玉当たり調整もラジオペンチでw

 

 

 

カップを外せばシャフトからペダルが抜けます。クランク側のボールがシャフトに残ってます。一応グリスでくっついてますが落っことすと捜索が大変なので慎重に。

 

 

外側のベアリングはキャップがあるので状態は良かったのですが、

 

 

クランク側はグリスとダストが混じって固形化しかかってました。 渋さの原因はここかな。

 

 

 

スプレータイプのパーツクリーナーとウエスで洗浄、拭き取り。縁は錆が出てますがボールの当たり面は無事ですね。

 

 

 

ペダル(カップ)とシャフトを清掃している間、コーンとボールはシンナーに浸け置き洗浄。100均のザルとボウルが便利です。

 

ザルを分けて内側と外側のベアリングのボールが混ざらないように気を使いました。サイズは同じで混ぜても問題ないでしょうが当たりがついていそうなので何となく。

 

 

 

ザルからあげるとピカピカです。全てのボールに写真を撮ってる私の姿が写り込んでいますw

 

繰り返し使ったシンナーだと薄い油分の膜が残るので組み立て前にパーツクリーナーでシュッと一拭きします、錆びないように組み立ての直前で。

 

 

 

洗浄が終わったら組み立て。ピカピカのパーツ達を如何なる精度で組み上げるか、オーバーホールはこの瞬間が一番好きですねぇw

 

グリス作業なんで携帯触りたくなくて組み立て中の写真はありませんw

 

まあ組み立ては外した通りに戻すだけ。いつものようにチキソグリースを使って玉当たりの与圧はごく僅か、超回転性能重視で調整しました。

 

 

 

 

 

 

ネジにはアンチシーズを塗ってクランクへ取り付け。歯ブラシを使って薄く均一に塗布。

 

 

 

 

 

反対側も同様に作業します。

 

 

さて、

 

ビフォー

 

アフター!

 

 

如何でしょう?コレ左右で数ワットくらいはメカニカルロスを低減できたのでは!?

 

 

 

 

 

それからリヤハブ。フロントハブは以前オーバホールしてたんですがリヤはボスフリーのカセットを外せず断念していました。今回取り外しの工具を手に入れたのでついでにやっておきます。

 

 

 
 

 

 

緩め方向は普通のネジと同じ反時計回り。

 

 

 

グリスが汚れたりはしていませんでしたが与圧はゴリゴリにかけてありました。

 

 

 

グリスがたっぷりと封入してあったのでウエスで拭き取ります。ウエスはお古になった子供達の靴下w あぁ、ちょっと前までこんなに小さかったのに…しみじみ。 w

 

 

コーンやシャフト、ボールはシンナー浸け置き洗浄。もちろん左右が入れ替わらないように注意しました。

 

ハブも同様、チキソでグリスアップして玉当たり調整は与圧最低限で。

 

手ぇベタベタで写真はありませんw

 

 

最後にチェーンをオイルアップしてイベントに備えます。さぁ長男よ、思いっきり戦ってこい!

 

 

 

 

余談ですが、

 

シンナーは再利用するため回収して保管します。洗浄に使ったザルやボウル、部品トレイとして使ったスレンレスバットはグリス等の油脂汚れが付着しますが私はまとめて食器洗剤のJOYとスポンジで洗います。(もちろん台所用とは別に準備してますよ)

 

見た目は完全に食器洗いですが十分きれいになります。

 

油汚れに〜JOY♪ ですw