前回組んだ愛の手組みホイールをインストールします。

 

ただそのためにビスマークの大改修が必要になります。

 

 

 

ビスマークのハンドルバーのパイプ径は幼児用だからでしょう19mm。シフターは一般的な22mm径のハンドルバー用しかないため交換が必要となります。それに合わせてブレーキレバー、グリップも交換。ステムも替えなければいけませんがコラムと一体式のためコラムから交換しなければいけません。

 

それからビスマークの後輪はバンドブレーキですが、ベガスから外したNEXUS INTER-3はローラーブレーキ仕様なのでリヤブレーキはそのまま移植ができません。

 

 

 

よって、以下調達した部品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3速用シフターはベガスを6速化した際に取り外したものを再利用します。

 

それからリヤブレーキ問題ですが、

 

 

フロントブレーキを強化しつつ現在のフロントブレーキをリヤへ移植してリムブレーキ化することで解消したいと思います。

 

 

 

 

いくつかの部品は色が選べたんですが、青好きの次男は片っ端から青を選びましたw

 

ハンドルバーが少し組まれてますが、

 

 

コイツらの仕業ですw

 

 

 

 

それでは3速化やってみましょう!

 

 

 

 

リム幅が2センチくらいしかなくちょっと窮屈ですがタイヤは収まりました。私が乗っても大丈夫そうなので子供の体重であれば問題ないかな。

 

それよりも少しディープリムになったのでエアバルブの飛び出し量が…w 空気入れの方が工夫しなければならず問題です。

 

 

 

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フレームに収めてみるとローラーブレーキが収まる分のスペースが空きます。ボルトとワッシャーをスペーサー代わりにして解消。

 

 

 

 

前後ブレーキをレバー、ワイヤー、フロントキャリパーおよびリヤドラムブレーキまで全て取り外し。ハンドルバーをコラムごと取り外します。

 

 

変換コラム(ステムアダプター)を取り付けてステム、ハンドルバーを取り付け。フロントブレーキキャリパーも取付け。

 

ハンドルバーが異常に長いですね、大人のMTB用の720mmです。子供用を見つけきれなかったのでカットして使います。

 

 

ブレーキレバー、シフターを仮組みしてグリップ長を計算に入れてカット位置を決めます。

 

誤算だったのは思いのほかハンドルを短くすることができなかったこと。写真のブレーキレバーの位置からハンドルバーに角度がつき始めるためこれ以上中央へやるとブレーキレバーの取り付け角度が変わり違和感が出てしまいます。

 

ギリギリまで詰めましたがそれでも610mm 長男のメサが580mmなので兄の自転車よりも30mmワイドです。ちょっと操作しづらいかなぁ…?

 

 

アルミ製なのでカットはパイプカッターを使ってサクッと。

 

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バリが残るのでグラインダーでサッと浚います。

 

あとはブレーキレバー、シフター、グリップを本組みします。

 

 

 

次は外したフロントブレーキをリヤブレーキ化するため小加工。

 

 

ダイスを使って全ネジ加工します。

 

 

それをカット。ダイスを残したままカットするのは切断箇所のネジをスムーズに修正するための工夫です、このままダイスを戻してあげるだけで修正できます。

 

この加工したキャリパーをシートステーのブリッジの穴に取り付ければ、

 

 

リヤがキャリパーブレーキになりました。

 

 

 

 

 

あとはそれぞれブレーキワイヤー、シフトワイヤーの長さを決めて配線します。

 

 

ケーブルルーティングは写真の通り。リヤブレーキの位置が変わったためリヤブレーキケーブルはトップチューブへタイラップ留め。もともとあったダウンチューブ下のケーブルガイド穴はダウンチューブ下までシフトワイヤーを代わりに通りました。

 

 

 

ブレーキレバーの握り代、ワイヤーの張り、ブレーキシューの当たりなどそれぞれ調整を行って、

 

 

完成! 変速も良好です。

 

リヤブレーキシューはリムが細くなった分タイヤに対してリム当たり面まで深くなってしまったためシューにワッシャを数枚噛ませてかさ増しする必要がありました。(写真は後日のシュー交換後です)

 

 

 

流石にこれがビスマークの最終形態だと思います。純正部品はもうフレーム・フォーク、フロントホイールしか残っていませんw