さて、普段の足に、子供達との自転車散歩に、と大活躍のベガス。現在ハブ内装の3

速ギヤですが、3速って「軽い・普通・速い」の三段階で正直ざっくり過ぎるw もう少し細かくシフトチェンジしたいので更なる機動力アップを狙い外装の6速化します。

 

ディレイラーと多段スプロケットの方が見た目も好みですし。

 

 

 

実は構想はずっと前からあったんですがコロナの煽りか部品が長期欠品だったんです。シマノのディレイラーとスプロケがAmazonで再入荷しているのを見つけて即購入!6速化決行です。

 

 

写真の部品は以下の通り。

 

 

 

ハブがボスフリースプロケに対応したものが必要となります。スプロケの逆側はブレーキの仕様によって種類がありますので注意が必要です。

 

 

 

 

取り付け方の違いで正爪・逆爪・直付けタイプと種類があります。上記のディレイラーは小径車用にケージ長を抑え地上高を稼いだもの、コンポーネントのグレードはターニーです。

 

 

 

(フロントシングルだとして)スプロケットとリヤディレイラーの変則キャパシティは確認しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

6速化の必要部品はおおよそこんな感じ。ここまで大体1万円くらいです。

 

まあ後ほど追加部品が判明するんですがw

 

 

 

ホイールとスプロケットを合体。

 

 

ロードバイクのカセットスプロケットと違いスプロケ側にフリーホイールが入っているボスフリータイプ。ホイールとの嵌合はネジ式です。

 

一応脱着の専用工具があるのですが取り付けのみで言えば必要ありません。右ネジなので手締めしておけばOK、あとは自転車を漕げば勝手に締め込まれます。

 

取り外しは専用工具無しでは不可能です。

 

ちなみに新しいホイールのハブはカップアンドコーン式。新品ハブの与圧はゴリゴリでした。当たりがついたらグリス入れ替えて調整しようと思います。

 

 

 

リヤホイールを外してタイヤ・チューブを移植します。

 

 

しまった!リムバンドを用意しておくのを忘れました。仕方がないので十数年モノのリムバンドをちぎれないようにそっと移植しました。

 

新品の時にビード上げに苦労したシュワルベ マラソンは馴染んでしたようですんなり装着。

 

 

 

フレームエンドの溝にディレイラーを取り付けますが、

 

 

付属の取り付けネジが9mm!! たまたまソケットを持っていましたが普段クルマを弄ってる人はあまり持ち合わせないサイズですね、注意!

 

 

 

チェーンやシフトワイヤーが無いうちにディレイラー調整をしておきます。

 

 

これはロードと変わらないですね。ちなみにロー側の撮影は片手では無理ですw

 

これとシフトワイヤーの張りの調整くらいしかありませんがどれだけ調整してもロードと比べて変速時に僅かに曖昧さが残ります。まあコンポグレードの差、金額の差。ロードコンポがそれ以上に精密と言うことなんでしょう。

 

 

 

シフターおよびワイヤーを配線していきます。

 

 

グリップを一度外してシフターを入れ替えます。ギザプロダクツ VLG-1189のグリップはネジ固定のため緩めれば脱着可能ですが圧入式のグリップだとカットすることになるでしょうから追加で準備が必要かと。

 

ケーブルルーティングは元々あったリヤシフトケーブル通りに配線します。最後のディレイラーへのケーブルの入力方向が若干変わるのでその曲線も計算してアウターケーブル長を決めてカット。ワイヤーを通します。

 

張り過ぎず弛ませ過ぎずくらいにざっくりディレイラーへワイヤーを固定。後ほどケーブル調整ボルトで変速を見ながら最終調整します。

 

 

 

あとはチェーンも交換になるのでチェーン長を決めるためにかけてみて…ん??

 

 

アウターリングにチェーンがしっかり落ちない…。

 

 

アウターリングが厚すぎる…。

 

………

 

……

 

…。

 

 

 

 

…クランクセット追加交換です(泣)

 

 

ここでクランクセットを追加とはかなり痛い出費です。せっかくなのでギヤ比の最適化を狙い純正の47Tから53Tへ変更しました。

 

一応失敗しないようアウターリングのみ交換できるタイプのクランクを選択w

 

 

 

純正の1速(ロー)はフロント47T、リヤ16T、リヤハブNEXUS INTER-3の1速ギヤ比が0.733なので『2.153』

変更後ローギヤはフロント53T、リヤロー28Tなので『1.892』

 

純正の3速(トップ)はフロント、リヤの丁数同じくNEXUS INTER-3の3速ギヤ比が1.364なので『4.006』

変更後トップギヤはフロント53T、リヤ14Tなので『3.785』

 

※ちょっと注意

かなり古いベガスのため当時のNEXUS INTER-3のギヤ比は分かりませんでした。シマノのHPに出ている現行のNEXUS INTER-3のギヤ比とブリヂストンのHPに出ている現行ベガス3速車のギヤ比(ペダル1回転で進む距離で記載されてる)を計算したものが同じだったので NEXUS INTER-3のギヤ比にそんなに種類はないし、まあ昔から大きな仕様変更はないかな、と仮定してます。

あとギヤ比計算は切り捨て。

それとあくまで「ギヤ比」であって、最終的に転がるタイヤ外径が異なるためロードバイク等とは同じギヤ比であっても速度が全く違います。

 

数値でいくと全体的にローギヤ化されてクロスレシオになったことになりますね。純正よりも軽いギヤは必ず欲しかったためフロントは53Tにしました。

 

せっかく6速もあるのでもっとワイドレンジで良かったんですが、ボスフリーの6速ってスプロケットの選択肢が無くて…。

 

個人的な感想ですが実際に乗ってみた感じでは変速が忙し過ぎることはありません。それとローギヤはもっと軽くても良かったなと。やっぱりクランクそのまま使えたらそれでよかったのになぁ…。

 

 

 

左が純正

 

アウターリングの厚みが全く違いますね。無事に6速用チェーンが掛かりました。

 

チェーンはシマノの指示通り最大スプロケットに掛けた状態で繋ぐことのできる最小リンク数にプラス2リンクにしました。

 

 

 

 

チェーンリングがデカイ! 外装ギヤも相まって早そうに見えます。(実際はローギヤ化して最高速は落ちてますがw)うーん、カッコいい!

 

以上、外装6速化でした。

 

 

 

 

 

そして、

 

 

これまで使用していたホイールをバラしてリヤハブ NEXUS INTER-3を取り出しました。背景に何か見えてますねw

 

次回のネタですw