さて、ベガスのレストアも残るは組み立てのみ、

 

と思っていましたが色々とイレギュラーな事態が続きます。

 

 

前カゴの取り付けステーがヘッドチューブのナットと共締めになっており、取り外してしまうとステーの厚み分締め込みが深くなり、ナットが底付きして締め込み切れなくなりました。

 

スペーサーを噛ませないといけないのですがちょうど良かったのがロードバイクのコラムスペーサーでした。

 

 

外径はピッタリですが内径は遊んでしまうので位置を固定して締めましょう。私のはよく見るとズレていますw

 

ブレーキレバー、シフターを取り付けて配線します。

 

 

ブレーキレバーはSORAにしました。コンポとして十分グレードアップになりましたし、見た目の高級感もあります。値段もお手頃でした。

 

 

 

⬆︎左右セットです。エントリーグレードとはいえロードでは聞き馴染んだコンポ。ハイエンドコンポを買い漁る人にすれば破格ですw

 

 

そしてシフターですがNEXUS SL-3S42E ベルクランク付きでベルクランク部の内径が私のベガスのハブ軸外径と合わないことは注文前に分かっていました。しかしグリップ部分のデザインはこれがいい!w 加工するか元々付いてたベルクランクに組み替えればなんとかなるかな?と購入。

 

結局組み替えは難しそうだったためベルクランクの内径をドリルで拡大加工してハブ軸外径と合わせました。

 

グリップはギザプロダクツ VLG-1189 エルゴグリップにしてみました。ディンプル加工されたグレーの部分に手の平の小指球がピッタリフィットします。グリップを握っている感覚と手を置いている感覚が半々で確かに楽です。

 

ただしグリップの角度で手と手首のポジションが決まってしまうためブレーキレバーの位置や角度の兼ね合いなどから緻密なセッティングが要求されました。まあ私が神経質なだけですがw

 

 

ベルもちゃんと付けてます。右はシフターのメカ部分があるのでブレーキレバーの取付けは2個上の写真の位置となります。左ブレーキレバーの位置を右に合わせると上の写真の位置。グリップとブレーキレバーの間の隙間埋めにちょうど良いデザインとサイズでした。

 

 

そして最大の誤算がブレーキキャリパーでした。

 

 

元々付いていたブレーキキャリパーの支点からシュー間の距離は75mmくらい、80

mmは無いかな?ということでリーチサイズが「61mm〜79mm」のダイアコンペDL800にしたのですが

 

…長さが足りません。

 

え??リーチサイズってここの長さのことじゃないんですか??

 

2500円もしたキャリパーをお蔵入りにはできません。何よりデュアルピボットキャリパーにしたい!w オフセットアダプターの構想を練ります。

 

このベガスのフォークはコラムの丸パイプに左右のフォークがそれぞれ溶接された構造になっており下から覗くとコラムの丸パイプの穴が空いてます。ちょうどブレーキキャリパー取付け穴のトコ。

 

パイプ内径は20mm。Amazonで検索すると、

 

 

 

ありました。しかもA2017 = ジュラルミンの丸棒を発見。

 

 

この丸棒を必要な長さに切り出し、ブレーキキャリパーをオフセットさせたい分の間隔に穴を開けてフォークのパイプ穴に差し込みます。

 

フォーク裏側

 

実はフォークのパイプの内部はバリや溶接の盛りが出ていて素直に丸棒を差し込めずリューターで内側を削る必要があり少々苦労しました。

 

上のツライチで留まっているナットの位置が元々のブレーキキャリパーの取り付け位置です(ボルトが短過ぎですw)。つまりここのボルトとナットがアルミ丸棒ことオフセットアダプターの取り付けボルトになります。

 

突き出た丸棒に新調したダイアコンペのブレーキキャリパーを取り付ければ、

 

 

出来上がり。

 

オフセット位置は狙い通りです。

 

自作品は強度検討が出来ないので、合わせられる分はキャリパー側で合わせて可能な限りアダプターは短く製作して強度を確保する様にしました。更に20mmのジュラルミン製丸棒をそのまま生かしているので必要強度は余裕を持って足りていると思います。

 

 

 

前後ともフェンダーを取っ払ってしまったのでリヤフェンダーに付いていたリフレクタを移設。ステーを噛ませてチェーン引きのボルトへ留めました。

 

というのも、サドルの新調に合わせてサドル後部にリフレクタが内蔵された肉厚低反発クッションを謳った中華サドルを購入したのですが商品写真と全く違うただの反射テープが貼られただけのサドルが届きました。

 

見た目の反射材としての性能も疑わしく、やむなくリフレクタ移設に至りました。

 

ここでみんなに晒してあげようと思ったらすでにamazonから商品ページ自体が削除されていましたw

 

 

それ以上に問題なのがママチャリのパイプ状のシートポストに穴あきサドルを選択してしまったこと。写真の奥をよく見るとシートポストのパイプの穴が見えます。雨天や洗車時など気をつけないともろにフレーム内に水が入ってしまいます。

 

はい、これは私の選択ミスですw

 

 

ペダルは余っていた片面SPDのPD-A530を装着。シューズを変えれば引き足にも対応しますw

 

 

さて、長きにわたりお送りしてきたベガス復活シリーズもいよいよ完結です。

 

ビフォー

 

 

いかがでしょう?少々画像を盛りましたが(w)なかなかかっこよく仕上がったのではないでしょうか。

 

現在第二の人生で絶賛大活躍中です!

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。