入院生活も落ち着き、投薬してきた薬が効き始めて我に返りました。

自分は取り返しのつかないことをしてしまった後悔が頭の中を膨らましました。

根拠のない自信で走ってきた道には地はなくて、自分一人で宙に浮いていたのだと振り返ります。

宙には綱渡りのように渡り浮いていて、躁状態の自分は駆け足で綱を走り切ろうと勢いよく走ってみせますが、そんなことできるわけもなく、一歩踏み外すと一瞬にして地に叩きつけられた感覚でした。

すると自分自身に対して絶望を感じました。

薬で安定しているにも関わらずに私のうつ状態は制御しきれませんでした。

その後「死こそが快楽」そう思う日々から抜け出すのに一年近くかかることになります。

躁状態の自分とうつ状態の自分はどちらも自分自身に変わりないのにそれを受け入れるには時間を要するのだと思います。

躁状態の自分は快楽的で何をしても楽しいし、天才になった気分です。
うつ状態は悲観的で何も手につかず、何をしても時間が経つのが遅く、一分一秒が長く感じて生きているのが苦痛です。

そんな自分が嫌で、ここじゃないどこかに行きたくなったり、逃げ出したくなりますが、行動に移せないので、どこにもいけず、殻に閉じこもり、寝たきりの生活を強いられました。