(たなぎょうや もんじゅのししには およばねど)
天龍寺の塔頭「弘源寺」は、その参道が外国人観光客の
写真スポットになっています。
「多聞天」の扁額は、弘法大師筆です。
三国伝来毘沙門天(重文)は、インドで制作され、
中国経由、延暦寺の無動寺に伝わっていた像です。
赤・青の邪鬼を踏み付け、大きく腰を捻る姿が特徴的です。
天井画は、嵯峨面作家初代「藤原孚石」の四季草花四十八面です。
毘沙門堂の左右を灯籠の虎が守る態勢です。
虎は、毘沙門天のお使いですネ!
普賢菩薩は白象に、文殊菩薩は黒獅子に騎乗してる事が多いですね。
柔和なお顔の文珠様です。
永享元年(1429年)室町幕府管領細川持之が創建しました。
毘沙門天の虎でしょうね。
春、秋の特別公開では、竹内栖鳳一門の絵が
たくさん見られますよ。
竹内栖鳳の子息の四郎氏が病気療養で弘源寺に滞在中、
闘病生活を励ます為、一門がこぞって絵を描き
部屋に飾りました。
池田遥邨・西山翠嶂・小野竹喬ら総勢24人の画家です。
(羨ましいお宝が残されたものですネ!)