(やりすごす ざんきのなつや はかまいり)
お盆の時期は連日の猛暑で、本堂で行われていた施餓鬼会が、
客殿で用意されていました。
エアコンが効いていて快適でした。
施餓鬼は、飢えや渇きに苦しんでいる死者の霊魂を救済する事です。
その功徳をご先祖様へ振り向け、追善供養します。
施餓鬼で有緣無縁三界萬霊の供養をして徳を積み、
自分も救われます。
(書は君子の智に沿う) 山岡鉄舟の書です。
この書も山岡鉄舟(鉄太郎)です。
山岡鉄舟は、剣・禅・書の達人です。
徳川慶喜の命を受け、勝海舟の西郷隆盛宛の書を持ち
官軍の駐屯する駿府で西郷と面談し、江戸城無血開城、
徳川慶喜の恭順の意を朝廷に取り計らってもらう約束を
取り付けます。
西郷隆盛は、「金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は、
始末に困るが、そんな人でなければ天下の偉業は成し遂げられない。」
と、山岡鉄太郎を評しています。
後西天皇皇女本覚院宮の筆です。
真如堂本堂の扁額「真如堂」も本覚院宮の筆です。
円相に「花」の草書です。
鎌倉時代の禅僧「無外如大」(女性)の所縁で、
真如寺は、尼門跡の宝鏡寺の菩提寺になっています。