(たださんと えんまみおろす やえざくら)
光明山引接寺(いんじょうじ)(千本ゑんま堂)は、
高野山真言宗の寺院です。
長享2年(1488年)仏師定勢作の閻魔法王坐像が本尊として安置されています。
昼は朝廷、夜は閻魔法皇に仕えた小野篁が
葬送の地の蓮台野入口に、
閻魔法皇像を刻んで祠に祀ったのが閻魔堂の起源です。
後小松天皇、足利義満が感嘆したと伝わる普賢象桜です。
花の中央の雌しべが変化した変わり葉が、
象の鼻、又は牙になぞらえて普賢菩薩の乗る白象から普賢象桜です。
紫式部供養塔(至徳3年1386年)(重文)があります。
源氏物語はフィクションですので、紫式部は大嘘つきです。
嘘をついたので、地獄の閻魔大王の前に連れ出されているはずです。
それでは可哀想だと、古人が小野篁卿の力で、
閻魔様にとりなして貰おうと、小野篁ゆかりの千本閻魔堂に
式部の供養塔があります。
堀川北大路下がるの紫式部の墓標の脇に
小野篁のお墓があるのも同じ理由です。
千本ゑんま堂会館から、閻魔大王が、花見客を見下ろしておられます。
お行儀よくお花見しましょうネ!