(ゆきのひも そうどういたる みちきよし)
今冬初めての本格的な積雪です。
石畳の通路の雪が綺麗に除かれていました。
修行僧の方の心のこもった作業です。
若狭物外の襖絵ですが、北側と南側で見ても、
龍の目がこっちを見ていて、
そして顔の長さが変わります。
多宝殿への廊下は封鎖されていました。
吹きさらしですので、朝は雪が積もっていたんでしょうね。
妄想する莫(な)かれですが、
禅では相対する概念を分別する事を指します。
生死、善悪、勝敗など相対する一方に捉われ迷いが生じます。
この妄想から解き放たれる事を、言っているのだと思います。
随処に主となれとは、どこに居てもその場所を愛せよという事です。