大送神社 晩春 (亀岡市) | cvq243のブログ

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           (かわいらし めがみのしまは わかみどり)

 

 

  大送神社(おおおくりじんじゃ)は、南丹市八木町にあります。

 

 

        幹周り5.2mの大欅    

 

     拝殿  

 

            拝殿の36歌仙の奉納額     

 

  厳島神社    

 

 八幡宮の鳥居    

 

 

    ? 壊れた石の鳥居に注連縄 ?

 

  今まで他でもたまに、壊れた石の鳥居の笠木などが放置されていました。

 

  無造作に置かれているより、注連縄を張った再利用のような

 

  ここの方がイイのかな…。

 

                                                          本殿          

 

   祭神は、高皇産霊命(たかみむすびのみこと)です。

 

   高木を神格化した神で高木神(たかぎのかみ)ともいわれます。

 

   ムスは、苔むすのムスで、生成であり、ビは日、火で、

 

   宇宙の生成力を神格化した神です。

 

   性別はないのですが、ここでは女神とされています。

 

   10月21日に、隣の氷所地区の幡日佐神社(誉田別尊)との間で、婚姻の祭事があります。

 

   幡日佐神社から再三にわたる、結婚の申し込みがあってから、

 

   嫁入りの行列が幡日佐神社へ向かいます。

 

   お嫁さんを送るので大送神社なんですネ。

 

   ………実は水争いの仲直りで始まったお祭りです。

 

   ………結婚という最もおめでたい行事、それも互いの神様どうし。

 

   ………この神事を考えた方々、なんてステキな人達でしょう!

 

      唐破風の獅子が桁を噛み龍が見上げています

 

             禹の毛通しの鳳凰  

 

 持送りの牡丹   海老虹梁   

 

     箕山の節

 

  上は、尭帝から位を譲る話を聞かされて、耳を洗っている許由(きょゆう)。

 

  下は、牛に水を飲ませに来たが、許由の耳を洗っている訳を聞き、

 

  そんな汚れた水を飲ませられないと、去って行く曽父(そうほ)。

 

      黄石公(こうせきこう)と張良    

 

   若き張良が老人に出逢い、橋の下の靴を拾って来いと言われます。

 

   年寄りだからと、我慢して拾って来ると、今度は履かせろです。

 

   それにも従うと、5日後の朝ここに来いと言われます。

 

   5日後に行くとすでに老人がいて、年上を待たすとは何事か!と叱られます。

 

   更に5日後の約束通りに行くと、又老人が先で、叱られます。

 

   次は寝ずに行って待っていると、嬉しそうに老人が現れ、

 

   太公望の兵法書をくれます。

 

   兵法書のお陰で、漢王朝を樹立した劉邦の元で大活躍をします。

 

   上の橋にいるのが老人の黄石公で、下に靴を持っている張良です。

 

   西本願寺の唐門(国宝)には、この二つの場面の彫り物があります。

 

   別名「日暮し門」とも呼ばれるのは、

 

   見飽きない見事な彫刻で日が暮れるからと言われていますが、許由や

 

   張良の話を始めれば、劉邦や、韓信、項羽と話が尽きません!

 

   当然、日が暮れてしまいます。

 

   …… すみません、日暮し門のせいで話しが長くなってしまいました。

 

          

 

   ちょっと変わった、口を両方共開けてる、正面向きの狛犬。

 

 

  

 土塀ですが、どれぐらいの年月でここまでに……