等持院 晩春 | cvq243のブログ

cvq243のブログ

ブログの説明を入力します。

 

        

 

          (ととのいし じかんにわかば てらのしゃい)

 

   等持院は、平成29年6月から令和2年7月までの3年間、

 

   改修工事をされてました。

 

   方丈・霊光殿・清漣亭・鐘楼の修復です。

 

     鐘楼  

 

  鐘楼の材を、古錆びたように見せる加工が施してあるのか、

 

  よく見ないと新しい事が判りません。

 

 庫裡     煙抜き  

 

 網代笠   韋駄天     

 

  関牧翁老師の達磨半身図、本山の天龍寺にもありますね。

 

             新しくなった方丈南庭  

 

  白砂が一面に敷かれ、植栽は左右に寄せて

 

  立木以外のサツキなどは低く刈り込まれ、筋塀を見せてます。

 

  東側    

 

  正面   北庭の池泉との対比が面白いですネ

 

  方丈     

 

  御本尊は、釈迦如来。 脇に夢窓国師の像が祀られています。

 

     霊光殿への橋    

 

         

 

         

 

  以前は、スノコの板を踏む度に、大きな軋み音がしたものです。

 

  歴代足利将軍の等身像が祀られています。

 

  左奥から、尊氏・義詮・義満・義持・義教・義勝・義政・

 

  右手奥から、徳川家康・義尚・義稙・義澄・義晴・義輝・義昭 

 

  家康は明治維新の時に、石清水八幡宮から譲られた像です。

 

        

 

          芙蓉池   

 

  正面の松の右側が、奥深く続いている事が分かる様に剪定されています。

 

  夢窓国師の作庭とされていますが、江戸時代に手が入り

 

  近年、中根金作氏により整備されています。

 

  中根金作氏の庭は、どこも名庭で、洗練されていますね。

 

  

  清漣亭   芙蓉池   

 

  芙蓉はハスのことです。

 

  清漣亭     

 

  西側にあった広間は撤去され、創建当時に戻されました。

 

  足利義政好みの茶室で、二畳台目、

 

  庭を眺めて貴人をもてなすのに適しています。

 

  義政の東求堂の前の、ハスに見立てた池にも、座禅石があり、

 

  極楽浄土の蓮に居るイメージで、持仏堂から庭を眺めたのでしょうね。

 

  清漣亭と芙蓉池もそんな関係でしょうか…。

 

 心字池      

 

         

 

  心字池は、東に隣接する高師直の、真如寺の庭の一部だったようです。

 

               方丈北側 祠堂跡   

 

  以前は、方丈の本尊釈迦如来の脇の夢窓国師像が、

 

  釈迦如来の後ろに控える形でこの位置にありました。

 

  壁から突出した部屋があり、外を歩く人は石段で地下へ降りるように

 

  潜ったそうです。

 

 

 

  今回、和尚様にいろいろ教わり、大変ありがとうございました。

 

     方丈の廊下、穴をふさいだのかな?

 霧島躑躅  満天星 

 

 

          いい季節になりましたネ!