資本主義社会の難点は
完全雇用を実現できないことと
分配の不平等である。
（英国の経済学者
ジョン・メイナード・ケインズ）
▼ブログ人のコメント
人生を楽しみたい。
もっと、大らかに。
仕事を探すのに苦労せず、
家のローンも、
教育費も、
医療費も、
老後も
心配ない生活をしたい。
庶民はこれを望みますネ。
●総論
だから、企業利益の公平な
分配をして欲しい。
でも、
資本家（株主）はそれを望まない。
独り占めしたい。
しこたま儲けたい。
これ、資本家（株主）の本能。
公平な分配をしなければ、
買う人の収入が減る、
つまり
購買力が下がる。
物が売れないじゃないですか。
●各論
そんなこと知ったこっちゃない。
それは社会の勝手でしょ。
私は儲けが一番で、
競争に勝てばいいんです。
雇われる方は総論。
雇う方は各論
総論賛成、各論反対 → 雇われる人
総論反対、各論賛成 → 雇う人
そこで、
お国が調整に乗り出して、
いろいろな規制を作ったんです。
→ 修正資本主義、混合経済。
それで、
状態は格段に良くなったんですネ。
１９７０年代～１９８５年の上り調子
の日本経済。 → １億総中流に。
雇用は完全雇用に近く、
所得も公平な分配にちかく
って具合。
それで行けばいいものを。
世界で唯一、社会主義を実現した国
それが日本。
なんて、諸外国では言われたんです。
それが、今では、無残にも・・・
資本主義には違いありません。
しかし、
お国の調整は規制をどんどん外す
ことにより、
市場の自由放蕩にまかせる
ようにしてしまった！
とくに、禁じ手！
金融経済の投機行為に道を空けた
んです。
何から何まで投機の対象。
資源、食糧、企業、国、政治、労働
地球が賭場になっちゃった。
しかも、この賭場はイカサマ。
そして、この大混乱。
こりゃ、ケインズもビックリ。
お～い！エエ加減にしときや！
なんて、言ってたりして。
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