本日は大阪にて、

1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたします。

今日の大阪市内のお天気は晴れ時々曇りの予報。

夏の暑さは少し落ち着いてきたと思いますので、学び日和かな??

 

本日の講座にご予約いただいた方、

会場までお気をつけてお越しください。

お待ちしております。

 

さて、先月8月から、CVCLABの対面型講座では、

1級実技論述試験と同じ時間(80分間)で、

初見事例に向き合っていただき、

各自で解答を書き仕上げるワークを体験いただいております。

 

この論述問題の制限時間80分間というのは、

時間があるようで、実際には意外と大変です。

 

まず、普段から文字の手書きに慣れている方はいいかもしれませんが、

今は手書きで長文を書く機会が少ない方も多いと思います。

 

また、脳で描いた表現したいことを、

同時に整理・処理しながら手書きで文字にアウトプットする行為というものは、

PCのキーボードやスマホの文字入力とは、

また異なる感覚やスキルを要するとも言われます。

 

ですから、できるだけ12月の試験本番までに、

この80分間内で、過去問解答用紙各問のスペースを目安にして、

適切な分量の文字を描けるように表現訓練をして、

ご自身の書く感覚を磨いておく必要があるのです。

 

試験会場では、周囲の人の動きや音も気になるものです。

実際、試験が始まった直後に、いきなりペンを走らせる音が聞こえてくることがあります。

(!?なんですぐ書けるの???)

といったように、普段であればどうでもいいことが、

なぜか聴覚や精神的な面が敏感になって、気になることもあります。

 

試験の時間がある程度経過すると、

早々に会場を退出する人も出てきたりする。

すると、

(え?もう終わったの??)

と、これまたどうでもいいことに気を取られてしまう。

 

焦りの感覚もあいまって、

集中力散漫な状態をつくりだすこともあります。

 

このような試験会場のイメージトレーニングも、

ある意味、行なっておいた方がいいという思いもあり、

以前から、CVCLABの対面型講座では、

この取り組みを例年8月より、毎月異なる事例を使って実施しています。

こうしたことは、一朝一夕の取り組みではなかなか厳しいものがあります。

 

2026年度の対策講座は、

今年4月からスタートしていますが、

これまで4月から7月までの4ヶ月間において、

「この論述問題では、とにかく問1での指導者としての見立ての深さと複数の見立てを追求してほしい」

と講座でお伝えしてきました。

 

「時間に制限なく、問1を深く考える。

相談者Aと私たち事例指導者は会ったことがない。

だからこそ、事例相談者Bがまとめた事例内容の事実面と主観性を大切にする。

相談者Aと事例相談者Bとの間に何が起こっているのか、

文脈から理解しようと努力し、そこで相談者Aの主訴を言葉にしていく作業。

事例記録に書いてあることを単に要約したところで、

それは主訴を掴んでいることにはならない。」

 

と毎月、くどいように、刷り込むように、

この事例は、

「事例相談者Bが相談者Aとの面談について

事例指導をうけるためにまとめたものであることを忘れないように…」

と伝え続けています。

 

もちろん主訴はそういくつもあるわけではないでしょう。

だけれど、記録の文脈や背景を読み取っていく作業は、

二人の関係性から言葉にしていることやその意味、

そして非言語の反応の意味やそこでのサインのあり方、

これらを読み取っていくと無限にあるのだと思います。

 

こうして7月まで、問1に時間をかけ、

あれこれと考えを深めていただく訓練をお互いにおこなってまいりました。

 

しかし、80分間という本番では、

問1へ必要以上に時間をかけることができません。

 

だからこそ今、この訓練の場面では、

その深く読み取る力を磨くことが必要なのだと思うのです。

 

問1の配点は過去問から想定すれば10点です。

極端な話、仮にここに加点されなくたって、

あと試験としては90点あるわけで、

問1に時間などかけていたら、試験を乗り越えることができないのです。

 

とはいえ、問1がしっかりとつかめていない場合、

五月雨式に全ての設問について、表層的になることが想定されます。

例えば、どの事例を読んでも、論述解答パターンが同じようになってしまう…

といったことに悩む方もいらっしゃるかと思います。

これは問1での、この事例性(事例相談者Bと相談者Aとの間)を読み取っていないか、

その感覚自体がつかみきれていない可能性もあるのかもしれません。

 

このように、乗り越えておくべきことが、

物理的な面にも、時間やその感覚的な面にも複数あるため、

頭だけでわかっていても、また、自分はできると思っていても、

ある程度、繰り返して磨き続けていないと洗練されたものにならないと考えます。

 

論文などでも「これでよし」とする着地点はなく、

ずっと書き続けながら、推敲してはやり直し、

徐々に質の高いものになっていくことが多々あります。

 

この実技論述である程度の精度を持って、

限られた時間などの枠組みの中で、

自己の認識を相応の質感でやり遂げることができるか否かは、

自分の中で手を抜くことのない、持続的な取り組みにかかってくるのだと思います。

 

過去問解答用紙の3行、5行、7行のそれぞれに、

自分がどれだけのことを表現できるのか、

このリアル感覚を、完全に取り込んでいる状態を試験前までに準備しておきたいものです。

 

1級受検、応援しております!