先週同様の移動スケジュールで、本日は朝イチ大阪に向かい、
先ほど大阪市内に入りました。
大阪では、明日から
第15回1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接試験の初日を迎えますね。
東京では先週2月1日に面接試験初日を迎えております。
明日からの1級試験日程は、
大阪と東京の会場で、同日に進められていく予定だと伺っております。
まずは明日7日と明後日8日。
どちらかの日程で受検される方も多いと思います。
特に8日の日曜日は、会場までの道中、地域によって日頃雪が降らない箇所でも、
降雪等の影響が心配されます。
受検予定の方、交通状況等よく確認をして、
とにかく早めに試験会場に到着できるように工夫をされてください。
皆様が予定通りに受検できることを願っております。
私はといえば、本日は大阪で夕方まで仕事をして、
明日は2025年度大阪では最終回となる、
1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接試験直前対策講座を開催します。
翌日の2月8日以降に受検される方が明日の講座にお越しいただけるのですが、
講座中は皆様と一緒に、2月7日に受検されている方へ、
リアルなエールを送りながら学びを深めてまいりたいと思います。
おそらく、明日7日に受検される方は、
本日のうちに大阪の受検会場近くに前泊される人もいらっしゃるのではないでしょうか。
慣れない宿泊先で試験前の時間を過ごすことは、
ストレスになってしまうこともあるかもしれませんので、
早めに勉強等を切り上げて、夕方以降は、
なるべくリラックスタイムにしてほしいと思います。
私も大阪の試験会場近隣のホテルに滞在しております。
受検される方々の緊張感を感じながら一夜を過ごしたいと思います。
そして皆様に善き波動をお届けできるように、
緩やかながらも力強いエネルギーをお届けしたいと思っています^ ^
さて、本日のブログ記事です。
事例指導面接のロールプレイ演習を観察しているとき、
ふと考えたくなる光景があります。
それは、事例相談者役の方から事例指導者がケース記録を受け取った直後、
事例指導者の方の振る舞いや行為についてです。
たまに出会うことなのですが、
事例相談者から手渡されたケース記録を、その場で丁寧に読み上げているシーン。
ケースのほんの冒頭の部分や概要だけ、
または、クライエントのプロフィールだけでも指導者が言葉にしているシーンです。
さらには、沈黙を作って事例指導者がケースの黙読に集中してしまうシーンもあります。
想定以上にビッシリと書き詰められたケース記録を受け、
ついその内容をまず自分のペースで把握したい、理解したいと感じるのかもしれません。
しっかり音読する方の場合でも、記録を正確に把握したい、
間違いがあってはいけないという真摯な思いが痛いほど伝わってきます。
また、事例相談者が頑張ってまとめてきたのだから、
事例指導者としてその場で目を通すといった意味合いの過程があった方がいいのでは…
とか、
事例相談者がまとめた文章を他者(指導者)が読み上げることで、
改めて事例相談者に何かしら客観視する機会ができるのでは…
等々。
相手を思いやる気持ちからそうした行為を正しいと考えている場合もあるかもしれません。
練習を重ねていくうちに、
事例指導者が読み上げることが自然だ、効果的だ、
といった認識を持っている場合もあるようです。
改めて、再度考えてみてほしいのですが…
事例指導の面接という営みが、事例指導者の優位性を示す場ではなく、
事例相談者の本来持っているであろう能力を発揮してもらうための場であると捉えたとき、冒頭で黙読でも音読でも、事例指導者が少しでも記録を読み上げる行為は、
少し違う意味を持ってしまうのかもしれません。
事例指導者が記録を読み上げるその時間を考えてみてほしいのです。
事例相談者を少しの時間でも「読み上げを聞く人」「ただ待つ人」「指導を受ける人」
という受動的な場所に留め置いてしまうことです。
30分間という時間の中で、私たちが目指すべきは、
事例相談者が緊張を感じながらも自ら語り出せるような器の提供です。
事例相談者がその場のオーナーシップを持ち、自らの足で立ち、
そして相互で学びの場を共に創り上げることが重要だと考えています。
事例指導者は、あくまで黒子みたいなものです。
ここでの主役は事例相談者であり、
事例指導者が前に出て記録を読み解く必要はないはず。
記録を受け取ったら、ケースに没頭するのではなく、
すぐに目の前の主役(事例相談者)にライトを当ててみることです。
もちろん、事例相談者は自分のケース内容を説明したいでしょう。
立場が異なるのですから、みえる景色もまるで異なります。
だからこそ、事例相談者にケースの概要から詳細にわたる説明、
そしてここで相談したいことを言葉にしてもらう必要があるのです。
その時間、事例指導者は、その語られるケースの内容ではなく、
そのケースに登場しているクライエントから、
キャリアコンサルタントとしてどんな刺激を受けているのか、
つまりケースを聴きながらも、
事例指導者はケースを把握したくて聴いているわけではなく、
終始、事例相談者を理解しようと努力を重ねていくために、
ケースを通じながら事例相談者にフォーカスし続けるのです。
だからこそ最初から、
「改めて、〇〇さんの言葉でこのケースについて教えていただけますか」
と働きかけ、即座に相手にバトンを渡すことが大切なのだと私は感じます。
事例相談者のこの「語り直す」というプロセスこそが重要であること、
その実践的な意味をわかっている事例指導者であれば、
この展開は自然にされていると思います。
ただ、事例指導やスーパービジョン的な営みを日頃から実践しているという方も多くはありません。
だからこそ、理屈でも理解しておかないと、
ケースをただ読ませるとか、こちらがまず読むとか、
そうした「読む」という行為に時間を費やすことになりかねません。
どちらかがケースを読むわけではないので、
その点を意識することはすぐにでもできるのではないでしょうか。
事例相談者が自分の担当ケースを語ることで、
その言葉を紡ぐ中において、自然と自分の思考を整理し、
自己の中にある違和感や、本当に大切にしたかった想いに自ら気づいていきます。
他者にケース内容や自分の相談内容を言葉にして語ることで、
自らの主観性を自分で味わうことができる、本当に大切な時間なのです。
これは事例指導者が目の前にいないとできません。
事例指導者が記録を読み込んでから始めるのではなく、
事例相談者が自ら語り出す環境を冒頭から整えることで、
事例相談者の内省への扉は内側からひらかれていくといえます。
たまに、前半はケース理解に時間をかけ、
後半は面接展開のために事例相談者に焦点を当てる…
などといった機会的な認識の場合もありますよね。
最初から、一期一会の限られた時間だからこそ、
事例指導者は、自らの価値観や専門性をなるべく手放し、
相手の力を信じて待つという黒子の役割に徹しられるように心がけたい。
これが90分も120分もある面接ならば、
ある意味で構成が変わってもおかしくないかもしれません。
この試験はまず30分間です。
ケース記録を読むために時間を止めるのではなく、
ボールをすぐに事例相談者へ渡し、専門家として自らの言葉で語り始めるのを支える。
それが、事例相談者の本来の能力が発揮されやすくなる、
豊かな時間を共に創るための、最初の一歩になるのだと思います。
いかがでしょうか。