今朝一番の飛行機で福岡から大阪に飛んできました。

空港到着時の荷物が出てくるレーンですが、

伊丹空港にはEXPO2025に関するサインがあちこちに溢れています。


明日から2日間に渡り、

大阪会場にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたします。


朝9時半頃、大阪市内に着いたのですが、

大阪の街の人々の熱気も相まって、より猛暑を感じます(笑)。


さて、今回の記事ですが、

昨日に続けて論述について少し書いてみたいと思います。


第15回1級キャリアコンサルティング技能検定の実技論述試験は12月中旬に実施されます。


試験が近づくにつれ、

「解答づくり」に意識が集中しやすくなるかもしれませんが、

この時期から解答文章作成に力を入れすぎることは、

かえって学びを狭めてしまう面があるのではないかと思います。


1級の論述試験において忘れてはならないのは事例指導の実技試験であるという点です。


事例問題の中に登場するのは相談者Aですが、

受検者が真正面から向き合う相手はA本人ではなく、事例をまとめてきた事例相談者Bです。


つまり、問1から問5はすべて、事例相談者Bをキャリアコンサルタントとしてどのように育成指導・支援できそうかを考えるための問いにつながっているのです。


事例指導の目的は、事例相談者Bがキャリアコンサルタントとして成長し、

その成長を通じて今後出会う様々な相談者への支援力を高めることにあります。

この視点を外してしまうと、単に相談者Aへの支援を直接考える試験であるかのように誤解してしまいます。

その意味では、解答を作るよりも前に、

事例相談者Bがどんな物語を語っているのか、

どのように自分の支援を意味づけているのかを読み取り、

そこに専門家としてどんな成長の可能性があるのかを考えることが本質的な学びにつながります。


形式的に点を取る解答作成も必要なのかもしれませんが、

それはあくまで最終段階で点検していく程度の作業なのかもしれません。


例えば、

同じ事例を何度も読み込みながら、

事例相談者Bの語りを別の視点から書き直してみることは、

自分自身の事例指導観を広げる有効な訓練になります。


また、複数人で解答を持ち寄り、比較し合うことで

「事例相談者Bにどう関わろうとするか」

の多様な発想に触れることができ、点数等を超えた学びが得られます。


試験が近づいた10月中旬以降から11月初旬になれば、

解答づくりを考えていく、そこにより集中する時期がやってきます。

そのときに初めて表現の行き来を磨けばよいのではないかと感じます。


それまでの時期にはむしろ、

「事例相談者Bをどう成長させたいのか」

「その先の相談者への支援力をどう育てるのか」

という問いを大切にしていただきたいのです。


形式的な解答づくりに走らず、

今は「事例指導の本質を見極める学び」に取り組むことが、

1級試験合格を超えた現場で活かせる力を自己内に育てていく道のひとつなのだと感じています。