今日は福岡にて、

1級キャリアコンサルティング技能検定実技試験対策講座を開催します。

 

現在、福岡のお天気は晴れ間が広がっていますが、

徐々に下り坂と予報されています。

夕方くらいまではなんとかもちそうかな…という感じですが。。。

 

本日受講いただく方は、会場までお気をつけてお越し願います。

 

6月も早いもので折り返し地点に入り、

あと6ヶ月弱で第15回の試験日となりますね。

 

本日は、午前中に論述の実践として過去問を活用した実践的ワークとなります。

そして午後からは、今年度最初で最後の面接基礎プログラム(座学)を実施いたします。

会場が少しコンパクトということもあり、4名の受講者様とご一緒に学ぶ一日です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

なお、この面接基礎プログラムでは、専門性と実践性を備えた内容にしています。

特に、1級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験対策として、

有効であると考えられる観点を中心にした内容に絞っています。

 

講座内容の構造を体系的にし、実務的な指導力向上に資する設計にいたしました。

また、1級技能検定試験の特徴である「事例指導実践」実技を軸に据えた内容で、

試験対策にとどまらない深い学びが期待できると思います。

 

特に「パラレルプロセス」や「意味づけと振り返り」など、

学術的な理論やスーパービジョンの知見を織り込んでいます。

 

下記5つをプログラムの主なポイントにしています。

6月の講座を受講いただける方はぜひご確認ください。

 

・事例指導の目的・枠組みから基本事項を確認
「指導の意図」「目的の明確化」などを概念的に整理
枠組みをおさえることで実践と理論の橋渡し的内容を意識

 

・関係性と信頼の構築
事例指導セッション関係において不可欠な信頼形成に焦点化
事例指導場面の対人スキル(関係性の形成)や指導的態度が求められる1級試験に対し、

実践的かつ対人支援職の基礎を踏まえた指導のあり方を考える

 

・対話による意味づけと振り返り
意味づけ(リフレクション)という構成主義的視点を活用
一方通行の事例指導ではなく、事例相談者の気づきや成長を促す高次な関わり方を考える

 

・パラレルプロセスと応用
事例指導における「転移・逆転移」や「メタ認知的視点」を含む
理論背景のある応用的な内容で1級特有の指導者としての成熟度を問う課題を確認

 

・口頭試問から実践考察
口頭試問での考察力を探求
単なる模擬的応答ではなく、自己内にある根拠や意図の言語化訓練を目指す

 

1級を目指す方々に則した設計を意識し、

受講者様の理解と実践力の両方を主体的に養う意図があります。

 

事例指導における内省・意味づけ・関係性・理論の応用など複眼的視点を含んでいますので、

内容からみて「1級合格」にとどまらない、

キャリア形成支援者同士での事例指導者としてのあり方・資質を高めることを意図します。

継続的に理論と実践を往還させる演習中心の深い学びを行うことを目的に設計しています。