なんの前触れもなく、
昨夜、127名の1級キャリアコンサルティング技能士の方へ、
メールでオンラインワークショップ企画のご案内をしました^ ^
テーマは「キャリアコンサルタントにおける事例指導実践ワークショップ」です☆
私が把握しているメールアドレスで送信したのですが、
結構な数でのバウンスメールが…トホホ。。。
そりゃ何年間も連絡をとっていないし、
皆様、様々にご事情もあって、諸々変わることもあるでしょう。
今でもこのブログをお読みいただいていて、
上記のメールが届いておらず、心当たりのある方がいらしたら、
ぜひご連絡お待ちしております。(嫌でなければ。)
なお、メールが届いても、
あまりに急な連絡過ぎて、
「へっ!?」となっている方も多いかもしれません。
〇月〇日の〇時にワークショップやりますんで参加願います!
突然告げられても、
無理だよ…という感じになるかも。
こういうことは初めてのことですし。
そんな中、早速反応してくださった方も結構いらっしゃるのです。
ありがとうございます。
即お申し込みくださった方、
今回はスケジュールが合わないけれど次回お声がけください!!という方、
あたたかなメッセージを届けてくださり本当に感謝しています。
今朝、追って現在1級を目指している方、
現場実践家の方々にも同じ内容のご案内をいたしました。
※CVCLABの講座に参加いただいている方にメールでご案内しています。
こちらも前触れなくのメールだったので、
もしかしたら、まだ読まれていない人もいらっしゃるのかもしれませんが、
徐々にお申し込みをいただいています。
明日以降、このブログでも読者の皆様にワークショップの主旨などを含め、
改めてご案内できたらと思っています。
ご興味、ご関心のある方は、ぜひ明日以降もアクセスいただけると幸いです。
さてさて、
今回のブログでは、昨日に続けて、
第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問5について、
ひとつの考え方を記事にしてみます。
ひとつの考え方といっても、色々考えがある中で、
基本的な共通の合意点といっても過言ではないのかもしれません。
最新の過去問の問5の設問をみてみましょう。
問5 問4で挙げた事例相談者Bの問題だと思うことの中から優先するものを一つ取り上げ、事例指導(またはスーパービジョン)における具体的な指導内容を記述せよ。
ここで「優先するもの」という表現が面白いと思います。
例えば、事例指導者(受検者)が中心になった感覚が指導者の頭に発動していたとすれば、
「優先するもの」という意味が、
指導者の視点を優位に立てたものになってしまうからです。
この論述試験の基盤になるのは、
次の文章は、事例相談者(B)が相談者(A)とのキャリアコンサルティングについて事例指導をうけるためにまとめた事例である。この事例を読み、以下の問いに答えなさい。
ということ。
実技試験として忘れないようにしておきたいものです。
つまり、
「優先するもの」は事例相談者Bの主体性と動機につながることです。
例えば、事例相談者Bが
「気になっていること」
「モヤモヤしていること」を起点に検討してみることが重要であり、
要するに、問4を検討している段階でここら辺を取り入れ、
多角的、多面的に問題点を幾つか考えておく必要もあるのです。
※その問題点の本質を突き詰めていくと根底ではひとつの課題につながっていることも多いのかもしれません。
せっかく事例をまとめた事例相談者Bがいるのですから、
事例相談者Bの語り(記述)にある違和感や迷いを丁寧に拾い内省の種とすることが指導上の育成的なかかわりとなるのだと思います。
事例指導の目的は、
事例相談者Bの成長支援が目の前にあります。
具体的な指導内容を考える際も、
事例相談者Bの自己省察・実践力向上・理論的理解等を視野に入れ、
単に技法や技術的なことよりも、キャリア形成支援者としてのあり方に踏み込んだ視点も重要になるでしょう。
そして事例指導内容は事例に基づいて、具体性を持たせることが必須です。
事例相談者Bが事例の中で気になっていた箇所を活用し、対応の振り返り、
対話分析等、その時の言葉の選び方や自己の姿勢の変化を検討できる関係性を大切にしたいところです。
また、事例相談者Bが事例指導の中で得たことは、
今後の他事例に置き換えた際への意味を知ることも重要です。
要するに、事例検討の段階から事例指導へフェーズを変えていく、
もしくは行き来する感覚も重要なのだと思います。
このようなことも、講座では大切に味わっていただけるように皆様と一緒に工夫をしているところです。
今夜はオンラインで1級対策講座を開催いたします。
30名の方と120分間ご一緒に学びを重ねてまいります。
ご参加いただく方、どうぞよろしくお願いいたします。