本日から3日間、東京で過ごします。

今朝一番の飛行機で福岡から飛び先程羽田空港に到着したところです。

本日の羽田空港は快晴。

今日からあたたかいと聞いていたので、

シャツ一枚で外に出ましたが流石に少し寒いです。


午前中は横浜で両親のお墓参りをして、

その後、第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験に向けた対策講座のスケジュールを確定するため、横浜会場へ諸手続きに向かいます。

早速、来月4月から1級対策講座プログラムをスタートしますので、

この時期は最終準備等でバタバタとしております。


明日22日はいよいよ放送大学の学位記授与式。

高田馬場の立派な会場で行われるらしく楽しみです。

卒業式なのでスーツにネクタイ姿で向かう予定なのですが、

最近はネクタイを締める回数がめっきり減ったため、一発でピシッとならないことも増えましたね(笑)。

なにはともあれ、この4年間、社会人大学生として学んできたことを色々振り返る機会になると思っています。


そして明日午後からは、筑波大学東京キャンパスにて、

岡田昌毅先生の最後の講義を受講します。

もしかしたら読者様の中に、明日の講義室に来られる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

もし私を見つけたらぜひ声をかけてくださいね!

講義後の夜の退職記念行事(祝賀会)にも参加いたします^ ^


明後日23日には福岡学習センター主催の学位記授与式があるようなのですが、

私は東京でそのまま仕事のスケジュールを入れてしまったので福岡での式には参加ができず…

非常に残念。


さて、今回の記事では、

フィードバックの取り込み方について書いてみたいと思います。


1級対策講座の席でもお話ししたことがあることなのですが、

例えば、

技能検定試験ホームページに掲載されている

「採点官、試験官が観た受検者の傾向」

を受検者の方がどのように取り込むかによって、

その人の成長等に大きな影響があると思います。


このフィードバック内容は、

受検者の傾向として善いところ、

そして問題点や改善点等の両方が記されていますよね。


一例として、試験を受検する直前の時期には、

善いところだけを抽出して取り込んでみることをお勧めしていました。

一方、試験結果が出て間もない頃(受検後)は、

その結果を受け止めていくステップを踏みながらも、

自分の問題点や課題、改善すべきことに注意を向けていくことが大事なのだと考えています。


私の講座では、

講座がスタートする時期(4月から5月頃)は、

講座受講者様の課題や改善点がそれぞれに浮かび上がってくるように講義に工夫をしています。


試験受検後の自分、

結果が出てからの自分のその感じ方を大事にして、

問題点や課題、改善点に焦点を当てることで、

具体的な学びを得て成長につなげられやすくなります。

※自分の問題点に向き合おうとする勇気などが成長の機会を創造していくと思います。


一方、受検直前の時期には、

自分が取り組んだ善いところを反復的に取り込むことで、

ある程度自信を持って実践に臨みやすくなり、

自然なパフォーマンスがしやすくなる効果が生まれます。

※これは自分自身の善いところを、その人が本当に感じていることが重要になります。


講座ではそうした効果を高めるために、

受検後(試験結果を受けて)の振り返りとして、

自己の問題点や課題をなるべく明確にしたり焦点を絞ったりしながら、

改善点を見い出し、具体的な行動レベルに落とし込むことをしていきます。

当然、改善点だけでなく、善かった点も再確認することも忘れません。


試験受検前の11月以降くらいからの準備とフィードバックでは、

特にポジティブな要素を意識的に言語化することを繰り返しています。

さらに成功体験を思い出してながらイメージトレーニングをすることも重要になります。


上記のように論述でもロールプレイでも、受検前と受検後で、意識の向け方を変えることに加え、

振り返りを「次にどう活かすか」に結びつけると、さらにフィードバックが効果的に取り込めるのではないかと考えます。


こうしたことを真剣に取り組むためにも、

キャリアカウンセラーとして理解しておきたい要素として、

肯定的フィードバックと自己効力感の関係を深めておくことや、

「エラー(失敗)」が学習の重要な要素にあり、

適切に振り返ることができると、

その人の柔軟性やスキル向上につながることを知っておくことなどが必要です。

省察的実践でも説明されるように、

学習の定着には「実践前の内省」と「実践後の振り返り」がかなり重要です。


試験に合格された方も、残念だった方も、

これからもご一緒に学びを重ねていくことができたら幸いです。