今日は3月3日「ひな祭り」。
ひな祭りといえば、女の子の行事というイメージが強いのかもしれません。
老若男女問わずに、厄払いの日という意味合いから、
女性の幸せを願う日へと変化していったというお話しを聞いたことがあります。
そしてこのお祭りが広く知れ渡ることで、
特に昔は、女性の幸せが結婚と考えられていたこともあったせいか、
結婚前の子どもの行事というように変化していったとのこと。
※異なる説もあるかもしれませんが…。
なにはともあれ、
本日は大人の女性、そして子どもの女性にとって、
普段と少し異なるイベントを計画してみるのもいいかもしれませんね。
さて、昨日は放送大学福岡学習センターで、
卒業研究発表会が開かれました。
少し早めに会場に着いたので会場のお部屋をパシャリ📸
ドキドキします^ ^
関係者の方にガイドしてもらい、
座った席には発表者のネームプレートが左斜め後に向けられていました。
着席して数分後、
発表をききにきた方々が次々と会場に入室されてきて、
その光景、自分にとって特別な緊張感と高揚感が一気に押し寄せてきます。
最初に司会進行の方が卒業研究の発表について少しだけ説明してくださり、
その後、福岡学習センター所長からご挨拶をいただきました。
所長は工学博士の先生なのですが、
私の研究の計画について事前に助言をくださった方です。
その後、3人の発表が進み、
最後に全体を通しての質疑応答の時間となり、
なんとか無事?に終えることができました…汗
嬉しかったことは、
遠方から数名の方がききにきてくださったこと、
また、質疑応答の時間の中で質問(感想や想い)をくださった方がいたこと、
また、全てのプログラムが終了した後、
私にお声がけくださった方が数名いらっしゃり、
中には名刺交換を希望くださった方もおられました。
全ての方に感謝しています!ありがとうございました。
自分が考えた問いや研究テーマをきっかけに、
こうした出会いの機会をいただけるということはなかなかないので、
この機会をいただけたこと自体、
エンパワーを感じていく瞬間にもなりました。
とても大切な出会いであると感じています。
昨日、
初めて自身の研究内容を一般の方へ公開でき、
「キャリアコンサルタントはカウンセリングマインドを磨いているのか」
という問いを掲げられたのは、
とても奥深いものであると改めて考えています。
「スーパービジョン」とか「事例指導」だとか、
はたまた「事例検討」という意味合いが、
どこか言葉を切り取ったような感じで取り扱われていたり、表現されてしまっている場合もある中、
キャリア形成支援自体が心理支援であることや、
またそうした活動に従事する者にとってカウンセリングマインドを磨くことが専門的なスキルを習得すること以上に重要であると伝えられたと考えています。
どんなに優れているとされるスーパーバイザーであっても重要な態度であり、
それはキャリアコンサルタント同士でわかるように磨き続けていく必要があるのかもしれません。
カウンセリングマインドを磨くことについて、
理解できるもの同士でもいいので、
まずディスカッションを始めてみてはどうなのか…
それこそがひとつのスーパービジョンであり、
体裁など要らず、いますぐにでも取り掛かることができるのではないかと考えます。
カウンセリングマインドというものは文字にするととても薄っぺらくなりますが、
相手を無条件に受け入れ、共感し、
理解しようとする態度と姿勢を指すのだといえます。
これを真に実現するためには、
キャリアコンサルタントとしての心構えや志、
人間観などについてそれぞれが考えみることから始まるのかもしれません。
この態度・姿勢を保つこと自体がカウンセリングマインドともいえるのだと感じます。
キャリア形成支援者として自身の成長を促し、
より良い支援を提供するために必要不可欠なこと。
これは単にスーパービジョンや事例指導を実施したり受ければいいということではないでしょう。
カウンセリングマインドが欠如している場合、
キャリア形成支援者自身やクライエントにさまざまなリスクをもたらすことになるはず。
当然スーパーバイジーに対しても同じです。
共感力の欠如による信頼関係の破綻が起きたり、
自己中心的なアプローチによって問題解決の見込みが立たなくなるなど、
これらはカウンセリングスキルが十分に活用されていない状態が考えられると思います。
さらには、偏見や先入観による一般化が、
目の前のひとにとって不適切なかかわりになっていくこともあるでしょう。
カウンセリングマインドに関連する特に重要なポイントは、
自分自身のキャリア形成支援者としての理解という点が大きいと思います。
キャリアコンサルタントとして自身の理解が乏しいと、
相手と効果的なコミュニケーションが取れないことも研究されています。
カウンセリングマインドは、
キャリア形成支援に従事するひとにとって重要な資質・成長資源であり、
これを磨くことはクライエントに対してはもちろんのこと、
事例相談者、スーパーバイジーへの効果的な支援を提供するための基盤となるはずです。
仮にこのマインドが弱い場合、
いくら知識や技術があっても、
他者との信頼関係の構築や適切な支援、
健康感情的なかかわり、
こうした点でさまざまな問題が生じるのだと思います。
特に、事例指導者やスーパーバイザーの役割を担うからには、
常に自己を振り返り、
自身の感情や価値観を制御できるように努め、
多様な支援を求めているひとに対し、
特に誠実な態度を持つことが求められます。
こうしたマインドを磨く努力が、
ひととして自身の成長を促し、
より深い理解と効果的な支援を提供することにつながるのかもしれません。
準備や完璧を求めすぎず、すぐに取り組むことができる、
支援者の役割を担う者として最も重要なところです。
なお、このブログに書いていることは、
自らを律するための日記でもありますので、
フィットしないところ等、スルーいただけたらと思います。
もし何か感じるところがあれば、
ぜひ、仲間と「問い」を設定して、具体的なところを意見交換していただくと、
内容の濃いスーパービジョンにも発展するように思います。