今のニューヨーク時間は2月23日(日)午前8時40分過ぎです。
21日の午前中に到着して昨日22日までの一日半、
ニューヨークの街に少しずつ慣れてきた??感じがあります。
案の定、物価が高い…というか、
コンビニ的なお店でミネラルウォーターを買うと、
普通に$3程度するので、
現在のレートで日本円に換算すると450円ほどするでしょうか。
※日本の自販機で130円とかで売られている1本500ml程の量の水です。
円安と物価高の影響がすごいこともありますが、
そもそも日本人のものへの価値観が、
米国とこんなにも異なることにショックを感じるところでもあります。
物価だけでなく、こちらの様々な年代の方の働き方や、
就業スタイル、$で得る給与体系等、
日本国との異なりに驚くことばかりです。
特に言語非言語を含め、コミュケーションのあり方については、
あまりに異なることが多すぎて、
ひと同士とはいえ、生い立ちの違いにびっくりすることばかりです。
これではキャリア観など本来支えられている土台があまりに異なるので、
キャリア理論などの解釈等がまるで違うことを改めて実感します。
私自身が学んできているキャリアのあらゆる基礎的な観点が、
こちらの方の捉え方等のニュアンスを感じたとき、
相当異なっていることに、なんとなくザワザワと響いてきます。
まだまだわかったつもりになれないことだらけで、
今回は何かひとつでも深めていきたいところを見つけていく旅でもあり、
もう少しじっくりと味わいながら観察してみたいと思います。
昨日伺ったひとつの場所。
ニューヨーク市チェルシー地区の「Google Office」ビルです。
2日目も快晴で寒さなど吹っ飛んでしまうほど、
街中がホットな感じで刺激的です。
さてさて、今回の記事では、
1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験に向けた学習について、
ポイントとなりそうなところを少し記事にしてみます。
とはいえ、
これまでずっとここで書き続けている、
あるいは、
私の講座コンテンツに取り入れている内容ではあります…^ ^
特に第15回1級試験を受検しようとお考えの方に、
フィットするようなところがひとつでもあれば嬉しく思います。
キャリアコンサルタント資格に関する論述試験は、
問題文やテーマ等に対し理解を深めておきたいところです。
中でも1級では、事例指導の実技場面をイメージできることが重要だと思います。
クライエントへのよりよい支援につなげていくために、
目の前に相談にきている事例相談者の更なる成長のため、
育成的なかかわりを実技として考えていくことになります。
論述問題で出題される事例内容に注意を向けるのではなく、
この事例相談者が事例指導をうけるためにまとめた事例であることをリアルに創造しながら、考えていくことが本当に大切なことです。
これを忘れることなく、論述試験問題(事例内容と設問)を、
自分の中で読み解く力を養うことが必要なのだと思うのです。
そして自分の言葉で他者に説明できるようにすることを目指すことも重要なのです。
論述というと、どうかすると、
大学や大学院等での体裁を整えたような構造等を意識した文章作成が重要だと思い込んでしまうこともあります。
何かと論理的で整然とした文章を作成することが求められていると認識しがちです。
それは学識的な文章構造にしなければ…と、とらわれているからかもしれません。
論述解答の書き方について、序論、本論、結論というように、
(整理されまとめられているとよい)などとする常識的に一般化した考えです。
また、論述では重要キーワードやキャリア概念を書き入れるために整理しておく必要があるとか、
学術的な専門用語や定義に対する理解や使い方が求められるのだといった考えも、
何かによりすぎているようにも感じます。
肝心なところをみていない…ということにならないようにしたいところです。
上記のようにライティング形式や書く技術等にとらわれてしまうと、
指導レベルキャリアコンサルタントに求められている技能として、
どこか遠ざかってしまうような感じがします。
少し話しが変わりますが、
時間配分についてはある程度感覚を磨いておくことが重要です。
特に試験だからというわけではなく、
実際の面接・面談の実践現場でも、相手の方と時間を約束する意味があるからです。
※クライエントとの約束も事例相談者との約束もです。
試験でも、
「時間が足りなかった…」「もう少し時間があれば…」
ということにならないように、
様々な意味で試験に向けて準備を重ねておく必要があります。
これは一朝一夕でできることではないと思います。
特に実際にある程度の文量で「文字を書く」という行為は、
普段の生活の中ではなかなか機会が多くはない方も多いのではないでしょうか。
併せて、誤字・脱字や文章に矛盾がないかを、
ある程度同時進行で確認できることも必要です。
最後に、1級の論述で本当に重要なのは、
自分の意見に対する根拠を示すことだと思います。
単に意見や考えを述べるのではなく、
その意見や考えの理由をできる限りわかりやすく説明することが、
他者へ伝えるためにも必要なことになります。
これは指導者としての大切なポイントになるかと思います。
日頃の訓練の場では他者からの意見や反論に対し、
受け入れながら建設的に考えることを養うことが重要です。
そのためには、上記の通り自分の意見や考えに対して説明できる力が磨かれていないと、
他者からの有益な反論等を得られません。
論述では、しばしば自分の意見に対する反論も考慮することが重要になります。
いわゆる自問自答のような感覚を磨くことにもなります。
自分の意見に反対する立場を示し、その反論にどう対応してみるかを考え、
反論を受け入れた上で、自分の立場を強化する方法を考えると、
より深い議論が展開できるのだと思います。
ひとつの考えにはなりますが、上記のようなポイントを押さえながら、
ある程度計画的に学習を進めることが必要だと思います。
事例指導における実践的な訓練を重ねることで、
自分なりに自信を持って試験に臨むことができるようになるといいですよね。