クリスマスも終わって一日一日がさらに早く感じます。
年に一度の大掃除や大整理をしたいところがいくつもあるのですが、
仕事納めといいながら次々とやることが増えたりして…。
何かとやらなければならないことが立て続けにあらわれるものです。
こんな風に毎日が忙しなく過ぎていき、
瞬く間に令和6年の最終日を迎えることでしょう…苦笑
バタバタしながら新年がやってくるような感じですね。
読者の皆様はいかがでしょうか。
さて今回は、
1級キャリアコンサルティング技能検定の実技面接試験の自己紹介について少し触れてみたいと思います。
※善し悪しを記しているわけではございません。
《来談者中心療法を大切にしています》
《認知行動療法を支援に活かしています》
《動機づけ面接を取り入れています》
といった感じのことを自己紹介に取り入れていらっしゃることがあります。
もしこうしたことを伝えたいとする場合、
その意味合いが事例相談者へ伝わるように簡潔に説明できるといいのかもしれません。
仮に
《来談者中心療法》と言葉にしているのであれば、
キャリア形成支援に《療法》として、どのように役立てているのか等、
その独自の工夫などを示すことも大事なことだと考えます。
中には、来談者中心療法と来談者中心アプローチとの使い分けについて、
こだわっている方もいます。
人によってその認識や捉え方等が異なると思います。
一例ですが、
認知行動療法に批判的な見方をしている専門家がいたりもするので、
単に、科学的なエビデンスが揃っているということだけではなく、
どんな実践場面で相談者に役立つと実感しているかなど、
少し具体的にイメージできるように言葉に情報をそえるだけでも、
事例相談者への伝わり方が変わることもあります。
こうしたことは自己紹介に何を取り入れるにしても
同じことがいえるのかもしれません。
一方で、長々と説明を加えられても困ることもあります。
初回場面の30分間の時間ですから、事例相談者の振り返り学習の時間として考えてみると、
なるべく情報を簡潔に整理しお伝えできる方がいいとも思います。
※実際の事例指導やスーパービジョンの場面であれば、
お互いにとっての契約機会として自己紹介の場面を丁寧に踏んでいくと思います。
その実践の際の自己紹介と、1級の実技面接試験の場面では、
そこにかけられる時間が自ずと異なってくると思います。
少し視点を変えてみると、
事例指導者が理論や技法等について、
目の前の事例相談者(キャリアコンサルタント)に伝えなくてもいいことも多いです。
※事例指導面接の過程の中で事例相談者に説明が必要であれば示すこともありだと思います。
自己紹介の段階では、普段どのようなキャリア形成支援に携わっているのか…
この程度のことを数十秒で伝えられればよい場合もあるくらいです。
自己紹介について台本を用意している方もいらっしゃるかもしれませんが、
導入部分で緊張によってそれがぎこちなくなってしまうのは、
ちょっと勿体無い感じもします。
試験では特に緊張している姿をなるべくありのままに曝け出し、
自分なりに今ここで表現できることを努力して伝えようとしている姿、
そんな態度を大切にしていく場面でもあるのかもしれません。
決して気丈に振る舞うことではないと思うのです。
ひと同士による信頼関係を、ロールプレイという少し特殊な場でも、
真に構築できると信じられる純粋性は大事だと考えます。