今朝一番の飛行機で東京に移動。

今年最後の関東圏での出張となります。

 

昨日までの東京は場所によって雪が降っていたとのことですが本日は快晴です。

 

本日は午後から東京の企業さんでのお仕事で、

明日から3日間は横浜にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座です。

対策講座にご参加いただける方、今年の最後の学習の場となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、例年のようにお話しをいただく話題にはなるですが、

私が1級受検者の方にお伝えしている事例指導の実践的なお話しや試験に向けた考え方等の内容が、

他のどこかで1級試験対策講座を提供されている先生方の考え方と正反対のお話しがあるとお聞きします。

 

あまりにも極端な例を挙げると、

毎年のように出てくる話題では、

《相手の指摘できるところを全て記述せよ》

《文字はたくさん書いたほうがいい、可能な限り小さな文字、細長い文字にするのだ》

《自己紹介にしっかりと時間をかけなさい》

《タイムマネジメントに力をいれ面接を数分単位で区切り指導計画通りに進めなさい》

《気づきを一般化しなさい》

等々。

 

私は上記のようなお話しを実際に生で聞いたこともないし、

いろんな1級のメンバーを知っていますが、そんなことを言ってる人は一人もいません。

恐らく、何かがきっかけで大袈裟になっている、または勘違いではないかと信じています。

そもそも対人援助職の方が上記ようなことを言うわけがないと思います。

どこをみて実技・実践しているのですか??と疑いたくもなりますよね。

 

お話しは戻ります。

 

ここでは、そうした極端なことではないお話しを基礎にして記事にします。

 

あっちの先生とこっちの先生、どっちが正しいの??

 

みたいなお話し。

実に興味深いところです。

 

講座を受講される方からすればこういうところが混乱をきたすわけですね。

 

かといって、

先生といわれる方が、皆同じことを言うわけがない、

同じになることはないとも言えます。

 

例えば、

実践的にも学術的にも相応に適切なプログラムを提供されていたとすれば、

それはそれで様々な異なりがあり得ます。

 

仮に、全く反対のことを誰かがいっていたとしても、

それを受ける側は、どちらもうまく利用し、

それぞれの考えが面白い、納得できると思うのであれば、

双方を採用し自分なりの解釈やスタイルを生み出せることもあります。

 

どこで誰から何かを学んだとしても、

結局のところ、試験で言えば、必ず1級合格者の方は存在するわけです。

それがたった一人の先生といわれる方から学んだのだということはありません。

 

元々、そのひとが持つ経験値や価値観、様々な要素が絡み合って、

そのひとの実力が出ていたり、

当然に相手となる事例相談者のお手柄でもあるのだということも考える必要があります。

唯一無二のタイミングで相互に補完しあっていることを忘れてはいけませんよね。

そう、合格は相手があっての話です。

 

つまり何かの特定の講座プログラムのおかげで合格したのかはわからない…

 

合格されたご本人が自分の中で何を信じていたのか等によって、

合格後、アウトプットされてくる言葉や情報等、気持ちや価値などが異なるわけですね。

もちろん、対策講座というものに全くご縁がない方だって1級合格者は存在しています。

 

大事なことは、ご本人がどこかの学習の場を活用して学びを重ねていく際、

また、試験の準備を重ねていく際に、

心理的・精神的にフィットする場と器を得られているのか、

そして自分らしく取り組むことができているのか、これらが一番だと思います。

そこに学びの場の価値があるのではないでしょうか。

 

どっちが正しいのか…

 

などという答えのないものを求めても、

何もわからないのではないかと想像いたします。

 

そして物事には必ず一面性だけではない見方ができます。

学習コンテンツも然り。

 

自分のまるで正反対の不快感を覚えるような違和のある刺激も、

時には面白いと考えられるくらいの方がしなやかさと間を磨くこともできます。

まるで正反対の考え方を両方ともフルで採用してしまうことだってできます。

 

それは自分のことだけではなく、

肝心のお相手(事例相談者)が求めているものにフィットしていることに意味があるのだと思います。

 

ということで、

今回は「どっちが正しいのか」といった混乱の渦中の中で迷ってしまっている方へ、

何かしらメッセージになればと思い、私なりの日記を書きました。