昨日の記事に続き、
今回は1級論述試験過去問の問4、問5について少しだけ記事にしてみます。
「事例相談者の相談者への対応について問題だと思うこと」
これを問われたとき、
事例相談者の肯定的なところには必ず改善点が存在すること、
つまり表裏一体であることを念頭に置いておくことで、
事例相談者の成長を願う、事例相談者にフィットした問題点や課題を抽出することができると思います。
一般に考えられやすい問題の探り方より、
事例相談者の個別性を尊重し、問題へのフォーカスのあり方を工夫したいところです。
また、事例指導者として一見違和感を感じるところも、
事例相談者からしてみれば、実はとても重要な意味を持っていることもあるのです。
問5では、
「問4で挙げた事例相談者の問題だと思うことの中から優先するものを取り上げて、具体的な指導方法を示す」という設問が昨年ありました。
事例相談者自身が気になっているところ、相談者支援においてこだわりのあるところを基準にして、
優先順位を考えていきたいところです。
事例指導者の譲れないところを優先するのではなく、
事例相談者が学習に来ていることを忘れないで考えてみてほしいと思います。
本日1級キャリアコンサルティング技能検定試験を受検される方、
昨夜はもしかしたら本日の試験のことが気になって、
なかなか寝付けなかった方もいらっしゃるかもしれません。
試験会場近くに前泊されている方は、
普段と異なる環境でドキドキしながら一晩を過ごされたことと思います。
これまでずっと積み重ねてきたご自身の経験と努力を信じ、
肩の力を少しでも緩め、最後までやりきってくださいね。
目の前のことにベストを尽くそうとする姿、
そこへ懸命に向き合い続けていくことに試験への取り組みの意義もさらに生まれてくると思います。
心を笑顔にして受検に臨みましょう!
いってらっしゃい!!!