昨夜はオンラインで1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたしました。

30名様定員で満席の予約をいただき、結果、28名の方に参加いただいております。

平日のお忙しい中、予定通りアクセスいただいた受講者の皆様、心から感謝申し上げます。

 

今朝、参加いただいた皆様へお礼を兼ね、メールメッセージをお送りいたしました。

内容にフィットする点がございましたら取り入れながら考えてみて欲しいと思います。

 

昨日をもって、2024年度の1級論述対策講座は、

大阪、横浜、オンラインの3会場で終了いたしました。

あとは、12月7日の試験前日に福岡会場で最後の論述対策講座を開催いたします。

 

前日だからこそ、ご自身の思考を整えていく最後の機会につながったり、

また、過度に偏ったような緊張等がほぐれたりする効果もあるかもしれません。

 

同じ受検仲間と受検前日、共通の学びを通しての言葉を交わすチャンスにもなり、

改めて、他者の考えや感じ方を味わうことのできる豊かな時間になるものと思います。

 

12月7日の福岡会場は割と余裕のある会場ですので、

「今からでも申し込みをして受講してみたい!!」

という方は、もしかしたら素敵な機会をゲットすることになるかもしれませんね。

最後の最後になりますので、もしこの記事を読んで、

「参加してみたいな…」「気になる」と感じている方は、

CVCLABホームページ(以下URL)からお問い合わせください。

12月7日の1級論述直前対策講座は追加でのご予約をお受け付けしたいと思っています。

一人でも多くの方に純粋に1級受検に挑戦いただき合格を得て欲しいと願っております。

https://cvclab.jimdofree.com/お問い合わせ/

お問い合わせいただいた方には詳細をメールにてお伝えいたします。

ご無理のない範囲でご都合が合えばご検討いただければと存じます。

 

お話しが前後して恐縮ですが、

明日12月5日の夜にはオンラインで日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催の

「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」が開催されます。

こちらでも時期的なことを考え、CVCLABで実施している論述直前対策講座と同様のプログラム内容をご提供する予定です。

こちらの講座はすでに予約受付が終了してしまっているため、追加での募集は行なっておりません。

ご予約いただいた方は、明日の夜、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、今回の記事ですが、

第13回1級キャリアコンサルティング技能検定の実技(論述)試験で出題されている事例問題について、

【問3】の考え方を記してみたいと思います。

 

問3 相談者Aを支援するために必要なネットワークは何か。相談者Aの置かれた環境への働きかけについて関係機関や関係者との連携も考慮し、記述せよ。

 

この問いを読んだ時、誰が相談者Aを支援するのか??

と考えた方が一定数いらっしゃる可能性があるかと思います。

 

または、誰がと書かれていないのだから、

受検者に対して「あなただったらどう考えるか」という視点で考えていけばいいのだ…

といった解釈をされる場合もあるかもしれません。

 

ここで改めて、事例問題の冒頭に記されているボールド文字をお示ししてみましょう。

 

次の文章は、事例相談者Bが相談者Aとのキャリアコンサルティングについて事例指導をうけるためにまとめたものである。この事例を読み、以下の問いに答えなさい。解答は指定された解答用紙に記述すること。

 

いかがでしょうか。

 

誰が、相談者Aを支援するのでしょうか。

支援のあり方等を再構成し自己の学びのために考えるのは誰でしょうか。

 

勿論、事例指導者である(あなた)が受検者なのでこれを考えるのは当然ですが、

この問いの解釈のあり方で、随分と変化があると感じます。

 

つまり、この論述試験は事例指導の実技ですので、

実践的に思考を働かせていく必要があります。

 

あなた(受検者)の事例指導者としての1級水準での態度や能力等を測る試験ですから、

このネットワークを問う箇所では受検者のコーディネート能力を測っていると思われます。

 

すると、受検者が事例指導者として考えることは、

単に相談者Aの支援のためのネットワークを考えるだけではなく、

そもそもの学習者(事例相談者B)の立場を考えて、事例相談者Bが相談者Aを支援するために取り組めるようなネットワーキングを具体的に考えることがコーディネートになるのではないでしょうか。

 

型にハマったような過度に一般化した思考からくる表現は、

論述でも面接でも顕著に出てしまうものです。

目の前の事例相談者Bに集中して考えていくことができるといいですね。

 

解答の書き方などに注意を向けなくとも、

自分自身(受検者であるあなた)が事例相談者Bの成長のために、

事例相談者Bに何をどのように伝えたいのか、そこに集中することしかありません。

 

(こう書けばいい)(こうやればいい)

もし誰かがこうした発言をしているとしたならば、

1級受検日までに一刻も早くそのとらわれに気づき、解放されて欲しいと願っています。