《「人生100年」時代は来ない》
米国の研究によって発表されたこの内容を、
読者の皆さまはどのように受け止められていらっしゃるでしょうか。
https://news.goo.ne.jp/topstories/world/999/24b10199e5c17c335a41e1571066002b
キャリアコンサルタントの養成に関わる諸団体やそこに携わる専門の先生方までが、
そのほとんどの場合、ひとの寿命がのびたという現象の背景等から「人生100年時代」の到来を疑うことなく、
そのテーマで講座を企画したりしていることが多いものです。
勿論、国のトップ水準で物事を判断する政府全体、そして厚生労働省や公的機関等も口を揃えて
「人生100年時代」の到来と発していました。
例えば、ほんの一例ですが、
独立行政法人労働政策研究・研修機構では、
「労働政策の展望・人生100年時代の生き方、働き方」
といった記事をアップしています。
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2018/08/tenbou.html
そして、「人生100年」時代は来ないという話題がニュースで取り上げられている最中、
本日先ほども、某キャリアコンサルタント養成団体から、
継続学習情報「人生100年時代」と謳ったプログラム案内がありました。
ひとの老化等について多様な考え方等を知ることは、
キャリア形成支援を考えていくうえで必要なことなのだと改めて反省する機会になっていきます。
業界全体がこうした発表等にも特に敏感でありたいところ。
仮に人生100年時代というキーワードを流行りワードのようになんとなく使っている場合、
特に学びを深めるチャンスになっていくのではないかと感じています。