本日は福岡にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたします。

 

福岡で9月のプログラムを実施するのは2回目。

一昨日の土曜日には4名の方と学習いたしました。

本日の参加者様は6名の予定。

 

今朝の福岡市内は爽やかな快晴となっております。

天気予報によれば、少し大気の状態が不安定なこともあるかもしれないとのこと。

最近は急に天気が悪くなることもあるので注意しておきたいところです。

 

さて、昨日このブログでは、皆様の1級論述試験準備に少しでも役立てばと思い、

架空の事例をアップしました。

すでに解答を考えてみた方もいらっしゃるかもしれません。

 

今回は昨日アップした架空事例を活用し、

私のケースの掴み方の入り口の一つを少し記事にして表現してみます。

10月15日に提供事例①は削除しています。


この事例に記されている相談者は、A、24歳、父・母と同居とのこと。

 

大学時代に進もうとしていた道があったということでビジョン構築力があるのかなと想像しました。

また、環境変化に対応して道を変えたという行動をとっています。

これはAに観察力があり、また行動力や柔軟性、リスク回避力があるとイメージしました。

 

思考・感情面においては、やりがいを持てる人、

つまり仕事において内発的な動機づけをもてる人であるということ。

また、中長期での展望を考える力を持ち、

周囲の人を巻き込む力(周囲の先輩方から仕事を教えてもらうなど)も備えていると思いました。

仕事の魅力を語る力からは自尊心を持てる人、

仕事へのこだわりと成長感をもてる人というところでは、

アンカー要素も出ているとも言えます。

 

24歳の2年ほどの仕事経験で、

これほどまでに人間としての真面目さと誠実感が伝わってくるのは、

事例相談者Bの事例のまとめ方や観察力、内省力のおかげでもあるわけですね。

 

このようにイメージしながらAに必要なキャリア形成支援を検討していく際、

先ずは、Aが訴えている問題がなんであるのか、

これを事例相談者Bの掴み、そして事例指導者の掴み、

この両方を併せて考えてみることが、

事例指導という営みの中において重要にもなるでしょう。

 

次回はそうしたテーマで記事を書いてみます。