いよいよ8月最後日となりました。

 

12月8日(日)の1級キャリアコンサルティング技能検定(学科・実技論述)試験の予定日まで100日を切ったところです。約3ヶ月間ですね。

 

これまで様々な資料等を読んできたりして学びを重ねてきていること、

また、実際の面談や経験等から学んできていることなどを通じ、

自身がどのような考えを持っているのかについて、

諸々アップデートを積んできているものです。

 

そろそろこの時期では、次の段階に入ってもいいというか、

特に論述試験に対して、普段の諸活動とは異なる点もあることから、

試験対策に特化した準備も必要になります。

 

「普段通りにやればいい」というのが、特に論述試験では通用しない部分があります。

 

例えば、1,500文字ほどの文字を80分間以内に解答用紙に記述するという行為は、

普段の面談諸活動等ではやることがないかもしれません。

論述試験ならではの特別なことですよね。

特に鉛筆やシャープペンシルを使って書き上げる行為について、

縁遠くなっている方も多いでしょう。

 

事例を読んでケースを概念化していったり、

事例相談者の考えや感情面を通して、

問題点や成長課題を実践的にみつけていくことができたとしても、

論述試験問題で解答用紙に手で記述するという行為は、意外と簡単ではありません。

土壇場でどうにかなるものではないのです。

 

だからこそ、実践的な考え方を自分の中で根付かせることができているのであれば、

次のステップ「文章構成を反射的に練り上げられる」ことが重要です。

また、当然のことですが、

論述問題では実際に解答用紙に記述するというワークが欠かせないのです。

これができなければ試験で1級合格を得られません。

 

先日、講座の席で以下のようなことを伝えたことがあります。

 

「ある程度書き出していく中で(こうじゃない)と躓いてしまうことがある。

その時に消しゴムで文字を消すわけにもいかない文字数を書き出していた場合、

なんとかそこまで書き上げた解答内容を活かすためにも、頭にある文章構成や、

頭に描いていた物語自体を瞬時にチューニングできるスキルも必要になりますよね。」

 

ということです。

 

その後、少し考えてみました。

私が伝えたことは、

論述問題等に慣れているひとを対象にした考え方であり、

もしそうでないとしたら、それはかえって難しいことにもなるのかもしれません。

 

ただ、実際には、このスキルは現場での面談力にも必須であり、

やはり「それを避けるわけにはいかない」のだと改めて考えたものです。

 

頭の中で解答に向けてのイメージができ上がっていたとしても、実際に文字化してみると、

文章の配置、書き回しなど、諸々つまずくところは多い。

つまづく度に書き直していたら、きっと解答用紙がぐちゃぐちゃになります。

 

一方で、記述を終えてみると、

支離滅裂な解答になっていることだってあるでしょう。

 

文章として成立していなければならない、

自分の言葉で表現したい、そして自身の考えをきちんと述べているのか、

誰からか、文章を添削してもらって、それが影響をし過ぎていて、

誰かの文章、アイデア、それらを単に情報参照しているだけに過ぎないような表現。

 

これでは実技論述試験問題を解答していることにならないと思います。

 

あと3ヶ月、諦めず、根気強く、

幾度も幾度も取り組むことで確実にステップアップすると思うのです。

 

各問の解答を考えていく際、

まず第一に要点をしっかり主張し、その根拠、理由を明確に示すことです。

そして事例の中の具体例や状況を示し、改めて要点を結論づけるような構成で、

自己表現が自由にできるようになると、解答力が上がるはず。

 

1級合格に向けて応援しています。

一緒に学びを楽しんでまいりましょう!