本日も福岡にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたします。
福岡はあいにく一日中雨の予報です。
本日の受講者様は九州エリアの方が多いのですが、
ニュースによると各地で線状降水帯が発生する恐れがあるとのことでやや心配です。
お互い最新の気象情報や交通機関等の情報を共有し合えるようにしたいと思います。
講座に予約いただいた方、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回の記事では、
改めて試験の目的に触れ、その対策のあり方について考えてみたいと思います。
試験の目的は、
受検する人が特定の知識やスキルを持っていることを評価することです。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験であれば、
指導レベルキャリアコンサルタントとして必要な知識やスキルを備えているかを測定するわけですね。
昨日の講座でも少しお話ししたことなのですが、
例えば、論述試験の解答について、
模範的な書き方を教わったり、誰かに記述内容を添削されその表現を真似たところで、
果たして試験の目的に合致するのでしょうか。
特に論述試験について一般化した解釈をしがちの場合、
キャリアコンサルタントの学習パターンに沿ったキーワード抽出が加点につながると思い込んでいるケースもあります。
一般的な記述式テストでよくあるようなキーワードが書かれているかとか、
質問に繋がるある要点が記されているか、
文字数が何文字以上あるかなどなど。
論述試験自体を、
例えばそうした解釈にしてしまうことは、
この試験の意図に対して敬意を欠く態度になるのかもしれません。
そもそもそうした練習をしたところで合格率があがらない結果になっているのが実態です。
パターン化した考えや書き方の美しさを覚えたところで、
それは手段のほんのひとつでしかなく、
重要なのは背後にある概念や理論などを深く理解して、
それを事例相談者の事例性に基づいて自分の言葉で説明できるようになることです。
倫理的な観点からも試験そのものの価値が損なわれないようにすることが大切であり、
自分自身の倫理観に基づいた行動をとっていくことが、
中長期的な成長や満足感に繋がっていくのだと信じています。