この土日、久しぶりに休日をいただきます。
ずっとあれこれ走り続けていたような感覚もあり、
振り返ると、深呼吸できる機会がなかったような感じが続いていました。
今朝はゆっくりと散歩に出かける時間をつくり、
明後日からの活動を頭の中で整理しています。
さて、本日の表題について書きたいと思います。
先日から「組織」について記事に少しだけ触れているところがありますが、
私の仕事の中でもメッセージすることの一つに以下の点もあります。
組織・そこに属する一人ひとりが自分を出せるような環境作りを、
これまた一人ひとりが本気で考えているような場でなければ、
行き詰まることは目に見えています。
結局、「組織」といったって、そこにいる一人ひとりと何ら変わりません。
ですから、一人ひとりを大切にできない「組織」は、
そこにいる自分が自身を大切にできていない環境に自らしている可能性もあります。
例えば、虚飾性の強い一人ひとりが集まった「組織」は、
自己を張って見せ合っているような団体でもあり、
知らず知らずのうちにそうした性質の組織となり脆いもの。
真にひと同士が「らしさ」を出し合えるような場を創造できる組織は、
そこにいる一人ひとりが自分を大切にする力を持っているというか、
ひとが持つ本来の素朴性が滲み出ている、
弱みを吐き出せる感じが強みでもあり、また温かさを互いに生み出しているというか…
そういう場は、組織というよりも、
一人ひとりがいつでも深呼吸でき、自由を大切にしている感じがあります。
「人間は組織の中で生きているのだ。だから組織の中でどのように振る舞えるのか、
うまく振る舞っていかねばならないのだ。」
いろんなところでこうしたことを独善的に発する人がいるケースがあります。
もし、ひとのキャリア形成を支援する者がこうした特定思考に染まっているとすれば、
それは残念なことなのかもしれません。
所詮「組織」はひとによって成り立つもの。
まずは自分を大切にできることを大事にしていきたいものです。
キャリア形成支援とは、
そうした土台に支えられているともいえるのではないでしょうか。