昨日、仕事でこんなお話しをする機会がありました。
「情緒面や物理的支援等、他者に頼らず独力で何かを行うことは、自律性ではなく独立性なのだ」
なにかのテキスト等で読んだのか、
どこかで先生に教えていただいた言葉だったのか失念してしまいましたが、
この表現にグッときたことを覚えています。
意志や選択の感覚を自己で自由に統制できている状態は自律的であり、
独立性が強くでているわけではないと考えます。
一方で、なんでも独力でやり遂げていこうと行動しているのは独立的であって、
独立性が強いのだということ。
独立性が強いひとが自由で自己統制ができているかといわれれば、
そうでもないかもしれません。
自律性が高いひとは、特段何かにとらわれず、他者に頼ることも頼らないとすることも、
自己内に自由な意志があり、その時々で取捨選択していくことも多いのでしょう。
独立性を意識する場合、どこか自分を追い詰めているというか、
どこかで「ねばならぬ」的な要素に詰められている感覚・ニュアンスがあります。
自己の状態がどのような感じなのか、
改めて、上記のような視点等から俯瞰してみてみる機会を得ることも、
興味深いところに気付けることがあるかもしれません。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験を挑戦していく方にも役立つように思います。