今朝、7月に開催予定のCVCLAB主催1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座について、

大まかなスケジュール概要をメールで事前にお知らせいたしました。

※主に4月の説明会に参加いただいた方を対象にお送りしています。

※予約受付開始日時はメールにてご案内の通りです。

 

その際メール文章に記したことなのですが、

12月8日(日)に実施される第14回1級キャリアコンサルティング技能検定学科試験、

および実技論述試験まで、あと半年間強となっています。

 

わりと早く感じる方も多いのではないでしょうか。

この12月の試験が終わると、クリスマスや年末年始を挟んで瞬く間に2月の面接試験日がやってくる。

本当に一年間があっという間なんですよね。

 

そこで、今回の記事ではこの半年間で身につく学びや磨ける視点等について、

改めて私なりに文字にしてみたいと思い記事を書きます。

 

実技論述試験の本質と効果的な対策法を考えてみたとき、

学科試験というものは、勉強した分だけ結果に反映されやすい性質があります。

一方、実技論述試験に関しては具体的に何をどこまでやれば試験の準備といえるのか、

捉えどころのない感覚を覚えることもあるでしょう。

 

実技試験の真の意義として、

実技・実践は練習の「慣れ」や練習の「場数」だけではないはずです。

時折そのようなことをおっしゃる方に出会うこともありますが、

練習の場だけでは、一つひとつの場を大事にできないことにつながったり、

その場しのぎの場面をこなすことだけに終わることにもなり兼ねません。

試験のためだけに対策や準備を重ねるのは少し残念なことです。


「こうすれば合格できる」

といったハウツー等を求めるようなことは、

この技能検定試験全般、また論述試験で向き合う事例やロールプレイで出会う相談者の方に対し、敬意を欠く態度となるかもしれません。

 

以前も記事にしていることですが、真の対話の重要性について、

事例指導でもキャリアコンサルティングでも、相手がそこにいるからこそ成り立つものです。

こちらが理論武装して臨むようなことではありません。

もし講座などにおいて前のめりで見栄張りのような指導の場があるなら、

それは悪い面の見本となり反面教師にするべきかも(これは自身への戒めでもあります)。

 

実技論述試験対策や実技面接試験対策というものは、

どのような学習が一番に効果的なのでしょうか?

また、実技面接対策としてどのような訓練が効果的なのでしょうか?

 

これは多くの人が悩むところだと感じます。

 

明確に言えることとして、

日々クライエントへの本当の支援を通じクライエントから学びを得ること。

つまり、実際の支援をひとりでも多く行っていくことが最も効果的な学習訓練になります。

現場の重要性です。


「現場を持っていない」

という声もあるかもしれませんが、

それは見ているところが異なるのかもしれません。


現場はたくさんあり、それは個々の行動でしかありません。

現場で学ぼうとせずに他人のキャリア形成支援や、

キャリア形成支援者に対しての事例指導を行うのはとても難しいことです。

 

実技試験の準備は、単なる試験対策ではなく、

実際の支援を通じて得られる学びが本質的に重要です。

実践を重ねることで本物の支援者としてのスキルを身につけることができます。

 

CVCLABの対策講座はそうしたことへの動機づけの場でもあり、

また、その後の各々での持続的な取り組み等にもつながる場であると自負しています。

こうした方針に賛同いただいた方、善しと考えた方同士だからこそ、

その場で建設的な意見や考えを交換し合えるのだと考えています。


そしてこれも実は現場のひとつであり、リアルに各受講者様の中でクライエントとの面談を思い出しながら、学習内容を重ねていくことができるのだと思います。

それは今現場を持っていないとする方にとっても刺激的であり、

だからこそ考えを深めていく機会になり、そして実の行動化につながるのだと信じています。

貴重な学習の場を皆様と一緒に育んでまいりたいと考えています。


どうぞよろしくお願いいたします。