本日から2日間、
福岡会場で1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたします。
今朝の福岡市内は太陽が眩しく気持ちいい。
一日良いお天気の予報です。
本日は気温も夏日のように上昇するようなので、服装など工夫してお越しください。
なお、明日の福岡はお天気が一転して雨と出ています。
特に気温が5℃ほど下がるようなので、この時期の服装はとても難しいですね。
明日受講いただける方は少しお早めにご自宅を出発されることをお勧めいたします。
この2日間で福岡会場へお越しいただける方、道中お気をつけてお越し願います。
さて、本日の記事タイトルですが、
「指摘」という表現について少し触れてみたいと思います。
辞書等に載ってる一般的な意味合いをそのまま受けても、
キャリアコンサルタントとしてその意味を考えるときズレてくることがあります。
例えば、1級キャリアコンサルティング技能検定試験の評価細目等には、
(問題点についての指摘)という表現があるかと思いますが、
このような表現を見聞きした際、
"指摘しなければならない”
”指摘するのだ”
といったどこかネガティブ且つ強制的な発想や、
ひとや関係組織、環境等に対し、評価を下して指し示すような発想で「指摘」を認識していく場合(いわゆるダメ出し的なものの見方等)、
当然に紋切り型の思考が顔をのぞかせてくるようにも感じます。
ものごとをみていく時の自分の癖のようなものは
”持ち味”として大事にしてもいいかもしれません。
この傾向を自分でわかっていることがとても重要なことだと思うのです。
自分に起こっていることがわかることで、異なる見方も必ずあるわけですから、
意図的に自身の異なる認知過程を呼び起こし、
ものごとの捉え方に変化をつけてみることも面白いと思います。
ひとのキャリア形成支援活動について学習を重ねているのですから、
そうした発想を豊かに育んでいくことは必要でしょう。
お話しを戻し、
ここで「指摘」という表現を認識する際、
私は、ある目標や基礎的な基準に沿って行動化していくための指針を互いに共有していく営みとしてとらえます。
また、講座の中ではこれを「フィードバック」という表現にすることも多いです。
つまり目の前のひとの行動や考え方等に関して肯定的フィードバックを展開していくことが「指摘」であると考えることがあります。
そのひとと私自身の成長に繋がる場と器を創造していくための貴重な一瞬一瞬なのだと実感します。
「指摘」といった言葉や表現を平べったく捉えるのは簡単。
前後の文脈等もよく噛み締め、そして味わっていきたいと思います。
何事もより考えていくことは、さらに本質を掴む力を培うのだと考えます。