本日は午後から夕方までの間、大学である研修を受講してきました。

講義やグループワークなど盛り沢山であっという間の時間でした。


ひとつの話題にもなったことですが、

ちょうど私の講座でも取り上げている内容がありましたので、

日記にしておきたいと思います。


例えば、

ひとになにか大切なことを伝えるときに、

フィードバック効果を意識しコミュニケーションに工夫を凝らすことは重要です。


1級キャリアコンサルティング技能検定試験の対策講座でも、

「but」が打ち消す破壊力を考えたことがありました。


事例相談者に対してなにか肯定的なフィードバックしながらも、

指導者としてその次に伝えたいことが自分の中で優先順位が高いせいか、

またはなにか視点を変えさせたいせいか、

ついつい

「〇〇だと思うのですが…」

「〇〇ですけど…」

「〇〇と考えていらっしゃるのですね。

でも…〇〇はどうですか?」

といった感じのかかわりになることがあります。


これは直前にせっかく伝えたことが、

見事に打ち消されるパワーを持つことがあります。

打ち消されるどころか、

かえって直接否定される以上の破壊力を持つことがあるという研究データもあるくらいです。


こうした言葉に慎重になることも言語を使って仕事をする者の使命にもなるのかもしれません。


本日の学習の場では、

たまたまそうした話題がグループの中で出てきたようですが、

ひとのことを真剣に思うからこそ生まれてくる発想でもあるのだと思いました。


そしてその場で講師の先生が仰っていたのが、

某コミュニケーションの専門家が集まる学会でも扱われていたテーマだとのこと。

本当に大切なことなのだと改めて考える場面になりました。


読者の皆様はどのように考えるでしょうか。


キャリアコンサルタント同士でのロールプレイ訓練などにおいてもとても意義のあるテーマになると感じます。