今夜はオンラインで
1級キャリアコンサルティング技能検定(実技・論述)試験対策講座を開催いたします。
CVCLABでは今年度この4月から2024年度の講座プログラムをスタートしており、
オンラインでは本日(今夜)が初日です。
そして本日は30名の方にお集まりいただく予定です。
お忙しい中、受講のために諸々調整をいただきありがとうございます。
皆さまにお会いできることを心から楽しみにしています。
さて、今夜の講座でも少し触れる内容になりますが、
事例指導の面接においても、クライエントとの面談の関わりに類似した側面があります。
勿論、事例指導とキャリアコンサルティングやカウンセリングでは、
その営みの目的もお互いの役割等も異なるため同じではありません。
一方で、ひとに対してかかわる(対話する)というところで、
相手がキャリアコンサルタントであってもクライエントであっても、
相談してくれる相手との関係性を作り、維持、醸成していく過程等が類似します。
そのようなことを考えていくと、
例えば、1級実技対策を考えてみるときにも、
試験対応の具体的な手続きなどをいくら考えたところで、
実際の事例指導の実践力向上(事例相談者がもつ独自性やその主体性を最大限に活かした成長支援力等)に焦点を当てた訓練等にはならないと考えます。
一例ですが、事例指導の中で事例相談者が悩むリアリティーな現実だけを扱うのではなく、
今これから現実に向かって働きかけていくその場が大事であるということを、
事例指導者が知っている必要があると考えます。
そのためには、
事例指導者自身が課題として取り組むべき必要性がある自身の人間的側面、
これを見つめていくようなきっかけを敏感に捉えていくことも重要です。
事例指導者の役割を担ったとき、目の前の事例相談者に放った言動やその行動が、
善し悪し関係なく、
事例相談者の現実そのものに影響を与える何かになることを考えていることが、
事例相談者の主体性を尊重している姿勢にもなるのではないかと思います。
今夜の講座では、こうした面も少しでもわかりやすく解説しながら、
参加いただく皆様とご一緒に事例指導のあり方を考えてみたいと思っています。
そしてこうした取り組みが、
1級キャリアコンサルティング技能検定試験への受検準備等にもつながっていくことを感じていただければ嬉しいです。