今朝から大阪へ。
福岡空港の搭乗口からバスで飛行機まで移動中、
久しぶりにプロペラを搭載した飛行機に出会ったのでつい写真を撮ってしまいました。
ほんわかした感じもします。
私が搭乗する飛行機は赤白色の鶴グループなのでこの機材ではないのですが…
さて、本日は昼過ぎから大阪市内で仕事をして、
明日、いよいよ大阪会場において、
2024年度の1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)対策講座をスタートいたします。
※先週は福岡会場でスタートしています。
明日、大阪にお集まりいただく方、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪会場の初日は8名様定員としています。
皆様にお会いできることを心より楽しみにしています。
さて、
今回の記事では「問題把握」というテーマで書いてみたいと思います。
例えば、
1級キャリアコンサルティング技能検定試験でも、
国家資格キャリアコンサルタント検定試験でも、
「問題把握力」が問われるところがあります。
実際の現場実践においても、
そうした視点は支援を計画していくうえで必要です。
初学のときや経験値が浅いときなど、実践家として慣れていない場合、
どこか頭でっかちになってしまい、
その問題把握の奥深さというか、幅広さというか、
型通り・マニュアル的思考にやっとこさ考えと行動をつき合わせるような感じ。
これはどなたでも通るみちなのかもしれません。
どこか″カクカク″しているようなぎこちなさ、
これが垣間見られることがあります。
ドタバタしている。
リズムがズレる、不協和音。。。
音楽のジャズにたとえれば、その場と空気感の中でセッション相手とスウィングできない様子です。
問題把握という言葉が前のめりな認識となって、
あら探しと紙一重のような思考が先行していると、
クライエントへのキャリア形成支援にはほど遠いセッションになってしまいますよね。
これは事例指導の場面であればなおさらともいえるように思います。
仮に、指導レベルキャリアコンサルタントを目指していくとき、
標準レベルキャリアコンサルタントを目指しているときと同じ水準で問題把握を考えているとすれば、
もしかするとそれは基礎・実践とはいえないように考えます。
勿論、初学時の学びが間違っているということではなく、
基礎を備えているからこそ、さらに基礎を磨く。
そこに計画されていないような奥深さと幅広さのようなものが生まれてくるようにも考えます。
問題把握というキーワードによって、
他者のあら探し的な表層的な発想が発動する場合、
本来の事例指導の目的やそのあり方について、
自分なりの哲学を見つめ直していくよき成長チャンスになるのかもしれません。
ひとつの表現として、あら探しではなく、
共に成長課題を明確にする営みであるということもいえるのかも。
事例指導者は、
事例相談者の特徴や持ち味などを見つけ、
それを共有しながら、それを維持することができないか、
より強化することができないかを一緒に考えます。
事例相談者自身が弱いと考えていたり気にしているところをどうしてなのかと理解し、
共に改善していくことを明確にしていくことが役割のひとつとなります。
そのためには事例指導者自身、
常によい意味での「問題意識」を持つことが必要です。
決してあら探しをするような視点で事例(ケース)を読んだり、
事例相談者のことをネガティブに観察するのではなく、
「どうすればより善い支援につながるのだろう?」
「しっくりこない原因はなんだろう?」
と考えながら本質を発見する癖を磨くことが大事になるのかもしれません。
「ここで気持ちがきけていない」
「ここでこの発言をしているから関係が壊れている」
「自分の価値観で話をしている」
一例ですが、
こうしたことは問題把握とはならず、
その現象だけを表現していることになってしまいそうです。
1級を目指すからこそ、
より深めて考えてみたいところにもなるのだと思います。