経験値も価値観も異なる他者へ、

言葉としてなにかをあらわすためには考えることが必要になると思います。

曖昧でぼんやりとしたイメージや思いなどを、

言葉という姿にしてあらわすには、なにかピッタリとした表現ができないかと考えます。

 

その根底にあるものが、人を試してみたり、

その反応をみて評価を下すために投げてみたりするようなものだと、

そもそも人間を理解しようとしている態度にはなり難いともいえるかもしれません。

 

キャリア形成支援者の諸活動の土台には、

他者一人ひとりが、その人なりに密かに抱き思っていたり、

そっと守り続けていたり、信じているようなことだったり、

そのひとの可能性の実現、それに向けての言葉が考えられ、

そして発せられている姿勢や態度を持つ必要があるはずです。

 

キャリア形成支援者が、評価テストの結果や、多数派が賛同する言葉や思考に影響され、

知らず知らずのうちに目の前の個を置いてけぼりにしているシーンは起こりやすいもの。

 

キャリア形成支援者同士での真の協調性はそのようなものではないはずだと信じたいところです。

 

自身が経験したことのないような奇跡と思えるようなことが、

極自然に起こりうることもあり、

キャリア形成支援者自身が可能性の実現を狭めてはならないと考えることがあります。

 

こうした視点から、事例指導の中で事例相談者と事例指導者の中で緩やかにも力強く言葉を交わし合えることが、関係性でもあり、課題設定にもなり、

また指導展開でもあるのだと思うのです。

 

明日から大阪へ移動。

今年度に入り、初めての関西出張なので今からワクワクしています。

そして4月20日(土)には大阪会場で1級受検挑戦者の方々と一緒に学びます。

上記のようなことも共に考えることができる場になったらと思っています。