1級キャリアコンサルティング技能検定試験の結果を受けて改めて分析することがあるかと思います。

自己の振り返りを含め、ひとりでできることとできないことがありますが、

先ず、結果そのものに注目し分析していくことになることも多いと感じます。

 

例えば、他者(知人等)の合格結果を知り、

そこに統一されたパターンや指針、マニュアル等を見出していきたくなる、

そんな気持ちが生まれることもあるかもしれません。

 

合格結果にはその方個別のいくつかの要因があります。

そしてそれが他の方に当てはまることではないという理解も重要になるかと思います。

他者の合格体験自体がしっくりすることもあれば、

実際に受け入れられないこともあります。

これもそれぞれで異なる感覚にもなるのかもしれません。

 

実際にクライエント支援やご自身のキャリアコンサルタントとしての学びの体験の中でも、

他者との異なりを感じたりクラエイント支援の際の独自性に驚くなどといった、

それぞれに体験してきていることがあると思います。

 

実際、1級合格者の方ご自身が考えている以上に、

ご本人が気付いていない合格結果の様々な要因が存在するものだと思います。

ある合格者の方が一部の合格要因を満たしていなくても、

別の要因で合格という結果を得ている場合もあるでしょう。

また、逆にそれを満たしているからといって皆が合格できるわけでもないはずです。

 

1級に合格するための要因は想定する以上に複雑的なもので、

唯一こうすればいいというような絶対的な要因というものは、

誰にもわからないのだと思います。

「こうすれば良い」

というようなことを発することはできないでしょう。

 

大切ことは、ご自身の学習課程等に希望をもち続け、

合格を思い描くことではないかと感じています。

お一人おひとりが個別に考える合格イメージを思い描けるよう、

実践的な学習を通して、その方のテーマを見つけていくことが大切だと考えています。

 

それは事例指導というキャリアコンサルタント同士での面接場面でも、

また、クライエントとの面談セッションにおいても、

日頃からその意識を高めていくこともできると思います。

 

明日以降、1級の結果通知書が受検者様に届き始めると思いますので、

その結果を分析するときの意識として、

この記事に何かフィットするところがあれば少しでも取り入れていただけると嬉しいです。