今回のブログのタイトルは「ストローク」にまつわるテーマにもなるのですが、
あえて「ストローク」という言葉より、感覚的なものを文字にしてみます。
「ストローク」と表現するとなんだか偏った感じがするので…。
これも感覚ですね。
CVCLABでは企業研修や講座等で肯定的なフィードバックを訓練する機会をもつことが多いです。
勿論「フィードバック」という言葉の意味と「ストローク」の意味は似ているようにも感じますが異なる感じです。
なにはともあれ、相手の行動や考え、その想いに触れたとき、
そこから必ず何か得られることや広がりがあります。
それを言葉や態度にし、相手に対し肯定的にフィードバックしていくことは、
プレゼントのような感じのメッセージになるでしょう。
これは「ストローク」とは異なります。
事例相談者が専門家として意図的に考えたことやおこなったこと、
感じたことにはそれぞれ必ず意味があります。
それをわかろうとすればするほど、
肯定的なフィードバックが提供しやすくなると思います。
日頃から他者に対して肯定的なフィードバックを心がけていると、
不思議と他者の存在を好意的に意識できるようになってきます。
つまり、相手の存在を認識しつつ敬意を示すことにもつながります。
日頃からそうした態度を意識し続けていると、
自己に対してもそうした態度を示してくれるひとがあらわれるものだと感じます。
そして他者から自分の存在を好意的に意識してくれる場面が増えると、
自然と自分も他者の存在を好意的に意識できるようになってくるから不思議です。
相手の存在を意識できることは「ストローク」という表現になるのかなと思います。
他者に対して意識がもてないときというのは、
自分に余裕がないとき、自分を大切にできていないときかもしれません。
そして事例指導という場は、
日頃からのそうした意識の積み重ねがとっても重要になってくるように思うのです。