あと14日間で新たな1級キャリアコンサルティング技能士が誕生します。
特に第13回の1級は論述試験の出題形式が変更され初めての結果発表となるので、
いろんな意味でドキドキしますね。
3月21日発表のWebにおいては成績の詳細が分からず合否結果を先に知ることになります。
だからこそ、Webでの発表は確認せずに、
結果通知書が手元に届くまで「じっと待つ」という方もいらっしゃるかと思います。
さて、今回は仲間同士(集団)による支持のあり方と、
その効果について少し触れてみたいと思います。
なお、ここで書くことは、
ある思いや考え等に偏った集団の有り様等に触れていくわけではありません。
例えば、欠点の少ないリスペクトできるひとだけを追いかけていくようなことではなく、
外等からの別の考えや意見等を肯定的に捉え、錯覚や偏りにとらわれない集団のあり方です。
異なるタイプのひと同士が一人ひとり何気に自然と認められ、
どこかゆとりと豊かさのある集団が形成されていること。
自分たちの中での解釈や分析等を正しいと思い込まずに、
偏りが強化されていくような状態には陥らない耐性、柔軟性、
そして軸をもっている集団のあり方に触れてみられればと思います。
ここでは1級キャリアコンサルティング技能検定試験の振り返りなどをイメージしてもらうと考えやすいと感じます。
1級受検者であれば、
自身のロールプレイや口頭試問に対する出来に対して、
落胆や疑問、挫折感みたいなものを抱くことがあるかもしれません。
こうした経験をしたことがない人よりは、
大なり小なりそうした振り返りができているひとの方が、
今後においても成長機会が多いでしょうし伸びしろがたくさんあるとも言えるのではないかと思います。
一方、自分自身に対してそうした感じ方、考え方等ができるひとばかりではありません。
どうかすると、
事例相談者役の方に対して、何気に理想的なイメージを持っていたりして、
結局、試験本番でその通りにいかないと、
相手に対して否定的に失望したり軽蔑したりしてしまうことがあるかもしれません。
ロールプレイ等において自分の思い通りにいかなかった場合、
困難だと感じる事例指導面接になった場合、
ともすれば事例相談者役のせいにしたり、
そういう設定をされたと思い込んだりするケースもあるのかも。。。汗
こうなると1級を目指すどころか、
益々悪循環が生じていくこともあるので注意したいところです。
前述した通り、自分自身のロールプレイや口頭試問に対して、
落胆や疑問、挫折感みたいなものを自己に抱く姿勢や勇気等があれば、
それは仲間同士で純粋に語り合うことができる場合もあります。
真の純粋な学び仲間であれば、
歪んだ方向ではなく、
お互いに素直に振り返ることを支え合うことができるのです。
これって本当に学びを分かち合えているもの同士だからこそ、
他の先生でもなく、どこかの偉い人でもなく、
気軽に感じられる仲間に素直に伝え合うことができるのではないでしょうか。
つまり、どこかの講師(私…)などよりも、
よほど自由に共有できるひとたちの集団。
心理的に理解し合える学び仲間。
それは、きっとCVCLABに集まってくださった受講者様同士に備わっているのではないかと思っています…。
その仲間同士での支持された作用が効果的にお互いに生じていればこそ、
またいつかどこかでご縁があった場合、
仲間たちから支持され、得られた同じ言葉や考え方よりも、
改めて講師から発された同じ言葉等に、
より影響を受けられる状態が備わっていくことにもつながるのだと思います。
そのひとが待つ純粋性や感受性が高まるような作用なのかもしれません。
これが事例指導を学び合うひとつの実践的な訓練にもなると信じています。
多くの方に3月31日(日)の
「CC事例指導オンライン公開イベント」へお申し込みいただいております。
180分間という限られた時間ではありますが、
ぜひ、それぞれ仲間同士で事前に学び合いの支持的機会を設けていただき、
当日の公開イベント参加への緩やかな意気込みと、
自己のレディネスを整えておいてほしいと願っています。
これもひとつの試験対策だったり、事例の実践検討だったり、
何より、キャリアコンサルタントの質的向上に向けた社会活動そのものになるのではないかとワクワクしながら企画内容を創造し続けています。