1級キャリアコンサルティング技能検定のロールプレイで、
過剰にもとれる褒め言葉を投げかけることや、
事例相談者自身がしっくりこないところを褒められたりすると、
なんだか馬鹿にされているような気持ちになることがあります。
これは事例指導に限ったことではありませんが、
ここでは1級キャリアコンサルティング技能検定試験を意識して記事にします。
事例相談者の強化してはならない見立てや対応等を受け止めるつもりで褒めてしまっていることなどもナンセンスです。
この類の事例指導者の働きかけは、
事例相談者自身の主体性を置き去りにした評価になることがあります。
事例相談者が自分でどのように感じているのか、
どのように考えているのかが大事であり、
それは事例指導者から投げる言葉の評価以上に大事なところです。
事例指導者として大切にしたいところは、
事例相談者の微妙な変化や異なりに気付くとき、
事例指導者が言葉にして伝えることが、
事例相談者にとっての極自然な承認につながるのであり、
事例指導者が予め用意したような《先ず承認しよう》とした態度で褒め言葉にすることではありません。
事例相談者を緩やかに観察しながらも集中し、
必要に応じ傾聴と確認を丁寧におこないたいところです。
幾度も訓練を重ねてみましょう。