朝イチの便で福岡空港を発ちました。

最近は移動時に満席のことが多かったのですが、

今朝はなぜか空席が目立ち隣の席を自由に使えるのでのびのびと過ごしています^ ^


明日から横浜会場で1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接対策講座を開催いたします。

講座をご予約いただいた方、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、今回の記事ですが、

私がスーパービジョンや講座等を受講した際にスーパーバイザーの方や講師の方に対して振る舞ったことのあるひとつの態度や姿勢を振り返りながら記事にしたいと思います。


初学者の頃の私はスーパーバイザーや先生に対し、

なるべく心の揉めごと等が起きないよう忖度をしていることがありました。

今は意識してそうしたことがないように努めています。

バイジーとして先生にとって相応しい態度や姿勢を保とうと気を遣っているということですね。

※不一致な状態ともいえるかも…


例えば、ケースを報告しているとき、

またはひと通り報告が終わってバイザーから質問をされる際等、

なにか得体の知れない合わない感じがしたり、

途中で話を遮られること等に不協和を覚えたりしたときでも、

目の前のバイザーの考え等をできる限り自然体で推しはかったような反応をするようにします。

※これはバイザーの方にもよりますし、

バイジーの態度としてあまりよいことではないと思います。

バイジーとしての私が素直になれないときです。


ひとつの理由としてスーパーバイザーと揉めることは避けたいからです。


本当は素直に

「先生は私に今なにを聞きたいのですか?」

「そんなことはありません」

「それは違います。私はこうしたかったのです」

等と示すことは大事だと思います。


相手が誰でも疑問や意見を率直に示すなど、

このように振る舞うことができる方は一定数いらっしゃるかと思いますが、

私は場合によって、なるべくバイザーの方とスマートに終わらせたいと思うことがありました。


1級のロールプレイ等においても、

事例相談者が事例指導者の言葉や考え方に疑問を抱いた時、

それを口にすることができないひともいることを忘れないで欲しいと思います。


事例指導者にあわせて振る舞うことが実際にあるのです。

それは決して質の高い事例指導の面接ではないのだと考えます。


一見ロールプレイが進んでいるようなので、

事例指導者としては概ね思い通りにことが運び、

自身のストレスが少なくわりとこんなものかな…

と自己評価していることがあります。


本来なら事例相談者から反発や抵抗等を示されるほうが、

お互い本音で話し合う場の提供ができていることにもなるのだと思います。


思いや考えの芯にいくらか触れたからこそこだわった反応を示すことになったりします。

事例相談者が素直に振る舞えているからこそ、

素直に違うと否定したり捻くれてみたり言い訳をしたりもできるのではないかと考えます。


事例相談者が自己のケースを通じて自分に向けて真剣に集中できるほど本気で話しをしてくれます。

ロールプレイでもそうした場をつくることが大切なのでしょう。

この場面を創造していくのは、

事例相談者だけでなく事例指導者の役割にもなります。


他人との諍いを避けたければ本音で抵抗はしません。

そしてこれではよい対話や相互作用も生まれないでしょう。


事例相談者と面接がスマートにいけばいいと考えている状態は、

事例指導者(受検者)側が自己の出来不出来ばかりに意識が向いている状態にあるのかもしれません。


その状態でロールプレイ・実践に臨むと、

事例相談者が自分の中に生じる違和を吐き出せない(気が弱い等)場合、

抵抗すら表現してくれないことがあります。


相手からの強い抵抗を避けたいとか、

配慮なしにものをはっきり言うひとは避けたいとか、

このようなことを自分が求めているときは、

自分自身の指導者としてのあり方を振り返って考えてみる機会にもなるのかもしれません。


目の前のひとがどなたであっても、

相性みたいなものを超越した共に学ぶことのできる30分間にするため、

より善き企画者として能動的な事例指導の場をつくっていくことに集中していきたいものです。

そしてこれが試験対策の要点のひとつにもつながるのだと思います。