第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接試験のスタート日まで、

当日を含めてあと10日間ほどとなりました。

今年度は東京よりも大阪からひと足さきに始まりますね。

受検者の方は緊張感がさらに増してきている時期ではないかと想像しています。

 

試験を前にすればどなたでも大なり小なり緊張感があると思います。

 

自己の状態を自覚できないこともあるかもしれませんが、

本来なら無意識的なものを意識化できるところに、

色んな意味での自己コントロール感が生まれてくるものだと思います。

 

例えば緊張している自分を自覚して、

自己にわき出る感情を認識しながら行動に移していくことも大事なことです。

 

試験に向け、自分の受検準備等が思うようにいかないことに苛立ちを感じていたり、

極度な心配や漠然とした不安等を抱いているとすれば、

セルフケア(自己理解等を含む)にうまく取り組むことが難しいこともあります。

 

支援諸活動等でもそれはクライエントから学べたりもします。

 

一例ですが、

転職がうまくいかないことに怒りを感じているクライエントがいたとしましょう。

このクライエントの状態ではセルフケアに取り組むことがなかなかできませんよね。

この状況で、カウンセラーから自己理解だの仕事理解だのとよかれと思ってアドバイスしたところで、本人がそれに取り組めないことは当然なのかもしれません。

 

あくまで一例ですが、

そんな状況が自己の中で起きていることもあります。

 

ひとは強い陰性感情を抱えていると、

自律性が低下し、主体的な思考や行動に大きな支障が出てくるもの。

 

第6回の1級キャリアコンサルティング技能検定試験から受検準備のサポートを本格的におこなってきていますが、

例年、この1月の時期は不安定感が受検者様の表情や態度等に如実にあらわれていることがあります。

 

なるべくアソビを保ち、

豊かに学べる意識を持とうとすることが大事だと感じます。

 

事例指導者(受検者)自身に陰性感情があるとすれば、

それは事例相談者に対して事例指導の場を提供すること自体、困難なことになるでしょう。

 

自己の今の感情について気づくことがとても大切なことであり、

またそれはなににもまさるそのひとならではの試験対策になるのではないかと考えます。