昨日まで週末の2日間、

福岡で1級キャリアコンサルティング技能検定試験の対策講座を開催しました。

参加いただいた受講者の皆さま、どうもありがとうございました。

 

この11月は対面講座として、昨日までの福岡での2日間、

そして今週末からは大阪2日間、再来週末には横浜3日間、

さらにオンラインでは明日夜と再来週夜の2日間を予定しています。

※上記はCVCLAB主催の講座スケジュールのみ記載。

 

この他にもJCC主催事例指導特別講座が平日夜に2日間スケジュールされています。

※こちらは日本キャリア・カウンセリング研究会のホームページからご確認願います。

 

皆さまと学習できることを心から楽しみにしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今回の記事タイトルについて書きます。

 

1級キャリアコンサルティング技能検定試験が日に日に近づいてまいりました。

 

特に、今年度は実技論述試験の出題形式変更について事前に公式発表されていることから、

どこか落ち着かない感じ…という受検者の方も多いかもしれません。

初めて受検される方でも、過去問での学習をある程度の支えにして準備を進めていた方にとっては、ちょっぴりざわつきがあるものだと思います。

 

人によって捉え方など異なるかと想像しますが、

ポジティブに考えてみると…、

出題事例がひとつになるということは、

受検者にとって負担が下がるといえるかもしれません。

ひとつの事例・ひとりの事例相談者(キャリアコンサルタント)に80分間集中できるのですから、

これまでの出題形式よりはメリットの方があるのではないでしょうか。

 

そして設問の数(5問)も公開されているので、

受検する者としては一定の心算ができると思います。

 

心配・不安なところでは、

事例がひとつとはいえ分野毎の事例選択肢の有無はどうか、

事例記録のフォーム・形式がこれまでと大きく異なるのか、

事例記録の文章量のボリューム感はどうなるのか、

解答用紙が何枚あるのか、

設問毎の解答文字数制限や記述スペースがどうなるのか、

どのような設問(5問)内容が出題されるのか、

5問の配点はどのように設定されるのだろうか、

等々。

 

試験官や試験運営関係者の先生やご担当の方からすれば、

こうしたことを心配している受検者に対し、

(そんなこと考えても仕方ないのに…)

(もう少し他に考えることがあるのでは…)

といった印象をお持ちになられるかもしれません。

確かにそうなのですが。。。

しかし、これは立場が変わればわかることだと思います。

 

見えない事柄が多いほど不安や心配が生じるもの。

勿論、人によって異なりはあれど、試験はドキドキするし、

そこまで本質的なところばかりに集中できないものです。

普段気にもしないようなところにまで気を遣ってしまうこともあります。

 

もしかしたら、

色ペン(事例の文章に色印やハイライトをつける等)が使えるのか等の心配もあるかもしれませんね。

色ペン使用は個人的におそらくNGだと思いますが…どうでしょう。

こうしたことは11月20日以降に届く1級受検票に記載されているはずなので、

しっかり確認しておきましょう。

 

今、考えられること、そして行動できることとして、

キャリアコンサルタント同士における「事例指導」の実践(実技)の基本と要点について考え、その実践的学習を積み重ねていくことに尽きると思います。

※1級論述試験の本質的な対策や実践力向上に向けた取り組みのひとつとして記しています。

 

上記に挙げたようなところを心配してしまうのは、

与えられた形・条件等に対応するための準備が万全にできないことへの不全感みたいなところからくるのかもしれません。

 

出題形式が変更されても、

事例指導の実技として大事なところ、測定しなければならないところ、

その土台自体は変わりません。

 

ですから、限られた時間内で、

事例指導の基本と要点を踏まえて事例(ケース)を掴む力を磨いていくことが、

今できることにもなり、またこれはたとえ受検がなくても続ける必要があるトレーニングです。

 

そうしたことができていれば結果(今後の学習過程/通過点のひとつ)として1級合格が得られるのではないかと考えます。

 

次回の記事から、今回の記事内容の考えをベースにして、

1級論述で出題されると考えられる設問ポイントを整理してみたいと思います。

※私個人の実践的視点からの見解です。