今夜は日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催の1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座がオンラインで開催されます。
2週間前に同じ時間帯で実施いたしましたオンライン講座プログラムの後編となりますが、
一部の受講者様は前編に参加できなかった方もいらっしゃるとお聞きしております。
そして前編に参加いただいた方も2週間経って忘れてしまっていることがあるかもしれませんので、
本日のスタート時には前編を少し復習していく場を持ちたいと考えています。
振り返る時間を共有することで新たな気づき等につながることもございます。
今夜受講いただける方、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、今夜の講座の後、
受講者様に11月の講座スケジュールのご案内をいたします。
特に11月3日については定員数に達する見込みもございますので、
受講をご希望いただける方はお早めにご検討ください。
詳細は下記ホームページからご確認願います。
この講座で筆者が講師として大事にしていることに、
諸理論とその実践の土台・基礎に基づいた学習の場をライブで創造することがあります。
「その人が主体的に自己の在り方を決定し納得のいく人生を創り上げること」
JCCが掲げるこの言葉には、
ある特定の分野の精通者を育てることではないと私は認識し実感しています。
そして上記に掲げるような支援の実現には、支援者の養成・育成が必要であり、
個々がもつ自己の在り方・それぞれの人生の創造に敏感でなければなりません。
事例指導者は、どんな分野・領域の事例(ケース)においても、
キャリア形成支援をテーマにした事例である場合、
事例相談者のキャリアコンサルタントとしての成長支援を考えていく必要があります。
これは事例自体の解決策やその解決のための方法論等の吟味等ではなく、
キャリアコンサルタントとしての事例相談者自身に焦点化できるスキルが必要です。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験において、
どのような分野の事例が出題されても、分野や領域にとらわれず、
この事例に登場する相談者へのキャリア形成支援とはどういうことを指すのか、
そしてこの事例をまとめたキャリアコンサルタント(事例相談者)は、
相談者への支援をどのように描いているのか、それはどうしてなのか、
そんな重要なポイントを整理していくだけでも、
事例自体を掴むことができていくと思います。
事例の分野や事柄に影響を受けるのではなく、
指導を受けようとしている事例相談者自身(専門家としての事例相談者)に目を向けましょう。
そうすることで事例指導実践での関わりや見立て等も磨かれていくと思います。
今夜も皆様と一緒に学べることを心から楽しみにしています。