本日は特定非営利活動法人 日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催特別講座
「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」
今年度では初の対面型形式で講座が開催されます。
横浜会場でお会いいただける方、どうぞよろしくお願いいたします。
10時から15時までの間、
10名の受講者様とご一緒に学びを重ねてまいります。
今日のプログラムは、
1級論述の考え方を主なテーマにして一日じっくり学び合えたらと考えています。
対面型なので、講座プログラム上、
なるべく少人数制にしてほしい旨をお伝えしておりました。
※CVCLABでは対面型講座で平均4〜6名様程に定員設定をしています。
お一人おひとりの考えやひらめき、
そしてその場で相互に作用しながらリアルに生み出されていく多様な視点等、
今ここでのより活きたコミュニケーションが連続展開されていくこと、
そんな現象が起きていくことが意義ある学習に発展します。
ご参加いただく方が、すくなすぎてもその効果が限定され薄くなることがありますし、
かといっておおければ効果的ということでもありません。
今回のプログラムのシミレーションを数回か繰り返してみたところ、
講座の時間からしても最大10名様で2組(5名様1組)に分かれ、
ワークをおこなっていただくことがよいかな…と判断しています。
受講者の皆さまと横浜の会場でお会いできることを心より楽しみにしています。
さて、昨日の記事にも触れましたが、
事例指導で重要なことのひとつに「事例をつかむ」という過程があります。
1級キャリアコンサルティング技能検定の実技論述試験は、
まさに「事例をつかむ」という過程が最初の一歩と表現しても過言ではありませんよね。
ただ、どこかで事例をつかみ終えるということではないから注意が必要です。
事例指導者(受検者)の思い込みで終わってしまうようでは事例指導として成り立たないと思います。
つまり事例をつかみ終えるということはないのです。
実際に「事例つかむ」こと自体、
事例指導の面接中、また振り返りにおいても終始能動的に変化していきます。
つかむところがあれこれと修正されていくことでもあります。
※事例検討ではなく。。。
事例検討とは異なり、事例をつかむということには
「事例相談者がどのように捉えているのか」
が事例指導者の中で絶えず意識されていることがとても重要。
事例をつかむことだけに意識が留まっていると、
事例をまとめた事例相談者が指導者の思考の中で不在(置き去り)となってしまいます。
このあたりが論述でのグループワークでも、
またロールプレイの相互のやり取りでも、
さらには口頭試問においても、
一貫して事例相談者に注意が向いているのかがポイントなのでしょう。
勿論、相談者(クライエント)にフォーカスされた問いがあったとしても、
事例相談者を通して相談者をみるという感覚が自動的に発動されること。
この指導スキルを事例指導実践の訓練で備えていくことが大切だと考えます。
本日ご参加いただける方は上記のようなところにも意識を向けてみてください。