昨日は大阪会場にて初めて80分間で論述模擬試験を実施いたしました。
本日も同じように80分間で実施しようと考えています。
ご予約いただいた方は会場までお気をつけてお越しください。
1事例になったとはいえ5問の設問があるということで、
ざっとおおまかに見積もってみても、
解答用紙に記述していく文字数は1,000文字を超えることになるでしょう。
初見の事例、
そして初めての設問内容に戸惑いがある中、
冷静に事例を掴み事例指導の要点となるところを実技として文字にしていく…
自身の考えを整理し簡潔にまとめるだけでも、
それなりに労力と時間が必要だと思います。
80分間という時間の中でどこまで考えできそうか、
今のうちから事例指導ポイントを、
与えられたケース記録等の情報から掴む訓練を重ねておく必要があります。
※事例形式も変わるかもしれませんし変わらないかもしれません…。
実際の現場では事例書式は様々ですが、
事例指導やスーパービジョンに必要な項目等、
ある程度共通点があります。
想像し得ないような意図不明の事例記録や設問が試験で出題されるはずはないでしょう。
事例記録を起こす際の目的や要点、表現項目など、
自己のケースの振り返りで基本的に重要なところがあります。
そこをおさえておくことで、
試験の諸変化にも動じないでいられるかと考えます。
昨日、実際に80分間で5問を解いていただきましたが、
人によっては60分程度で仕上げられていたり、
80分間ギリギリでなんとか解答しきっていたり…
結果は様々ですが、
何はともあれ自分の考えをトータル1,000文字以上で記述することはできそうな感じです。
以前、1級の試験は、第1回では必須問題も選択問題も5問ずつありましたし、
第2回から第4回までも選択問題では5問でした。
80分間で5問というのは考え方によっては楽観的に捉えることもできそうです。
大事なことは、
実際に事例相談者からケースを預かったとき、
事例指導者としてどのようにケースを読むのか、掴むところがどこなのか、
こうした大切なポイントを知っていることで、
どのような設問であったとしても、その意図が掴めるはずです。
そうした訓練を重ねていくことが、
この試験に取り組む際の本質的なところなのだと考えています。
1級の実技合格者の方が増えていくことを業界全体で願い、
今回のような出題の改良をおこなっているはず(筆者の推測)なので、
実技としての実際の学びを積み重ね、自分らしく表現できるように努めましょう。